一人、二月とは思えない出で立ちの人が写っておりますが、やって来たのは京都市は山科区にある神社。
【日向(ひむかい)大神宮】
鳥居をくぐってすぐ右手に神馬の文字。
本物のお馬さんではありませんでしたが、白馬が収められていました。
木札にかかれている文字を見てみると、徳川家の寄進とあります。
境内にある案内に沿って進みます。
まずは外宮、内宮、天の岩戸から。
境内を何気なく撮ったつもりが、なぜこんなことになったのか。
息子の頭にご注目。
風?静電気??
いずれにせよ、すごい爆発模様です(笑)
鳥居を目指して参道を歩くと、右手に猿田彦神社、花祭神社。
そのすぐ左手には外宮。
【御祭神】天津彦火瓊々杵尊(ニニギノミコト)、天之御中主神。
決して山奥ではないのですが、山中奥深くにあるような佇まいのお社。
伊勢神宮のような錯覚を覚えます。
参道挟んで反対側にはお社はないものの、明らかに他とは異なる一帯がありました。
白い玉砂利が敷かれています。
遷宮地のようなものなのでしょうか?
それにしては、敷地が狭いかもしれませんね(^^;
外宮を右手に参道を進んでいくと、
正面奥に見えるは内宮。
こちらの橋の下の池、一見底に見えている灰色の砂で水が濁っているかのようですが、良く見ると、逆に底まで透けてしまうくらいに綺麗なお水。
帰ってから境内図を調べて知りましたが、勾玉池と言うのだそうです。
澄んだ水が流れていることは良き事です(^^)
橋を渡ってすぐ右手に
【天鈿女命神社、恵比須神社】
その左手には【朝日泉】
【御祭神】水波能売神(ミズハノメノカミ)
先程の勾玉池の水源はこちらの朝日泉ではないかと思います。
朝日泉が少し気になり調べてみると、昔は京の名水に数えられたほどのお水だそうですが、残念ながら現在は汲めなくなっているようです。
1月1日には「若水祭」が行われます。
この日だけ、「朝日泉御井神社(あさひいずみみいじんじゃ)」の小さな祠の扉が開かれ、元日の午前3時にお水を汲んで、神様にお供えするのです。
三が日の間は内宮の前に水がめが置かれ、参拝者にも授与されます。これは都に疫病が流行したとき、清和天皇が夢のお告げによってこの水を万人に与えたところ、疫病が治まったため、「朝日泉」と名付けたと伝わる霊泉で、京の名泉の一つに数えられています。
【出典元:第330回 日向大神宮『神聖なるパワーに包まれた、京のお伊勢さん』 : 京都 宇治 伊藤久右衛門】
この内宮の鳥居が見える場所がとても良かったです。
【内宮】
内宮前に立ち、手を合わせて祝詞を唱えていると、正面の布がぶわぁ~っとめくれ上がり、お山からの気がすごい勢いで流れ込んできました。
伊勢神宮でも同様のことがあったのですが、お山から吹き下ろす感じは初めてで、ちょっと感動してしまいました。
そんなことで感動しているのは私だけで、家族三人はそそくさと先に行ってしまいましたが(笑)
こちらはその内宮の後ろの木々。
日向大神宮はお山が良いです。
厳かなのですが、暖かいとでもいえば良いのでしょうか。
拝殿左手には大きな岩に注連縄がかけられており、影向岩(ようごういわ)とあります。
※「影向」の意味は神仏が仮の姿をとって現れること。
そして、ここから奥に天の岩戸に続く階段がありました。
ほんの数分で到着。
151cmの娘がかがまずに通れる高さです。
中に入るとすぐ祠があり、お祀りされているのは戸隠神社。
そして左手はもう出口。
天の岩戸を出てすぐ、右手に伸びる山道がとても魅力的でしたが、今日の目的はお参り。
時間も無い為、今回は諦めて境内へ戻ります。
境内で目についたのは社務所横に無造作に立てかけてあったこちらの切り株。
ご神木と書かれていました。
さてここからは、摂社へのお参りです。
まずは、神馬のあった右手に伸びる道から散策です。
つづきます。