火渡り修行体験があると庵主さんに教えていただき、参加させて頂きました。
この日は雪は降らなかったものの、残雪がありそしてお山。
なかなかの寒さの中でしたが、それでも沢山の方々が来られており200名は越えていたようです。
今年の干支、癸卯にぴったりな雪で作られたウサギさん。
癸が凍ったウサギ。
そんな寒い中でも、護摩が始まるとともに熱気と燃え上がる煙に包まれ、護摩を見るのは初めてではないのですが、今回の護摩ほど生きていると感じたことはありませんでした。
法螺貝と御経、そして御真言に呼応するかのような立ち昇る煙の姿。
その姿はまさに龍の如く。
縦横無尽に飛び回り、生きている龍を目にすることがあればまさにこのような姿だったのではないかと。
そのことを感じたのは私だけではなく、帰り道主人と息子と三人一緒に出た言葉は、
『あの煙生きてたよな!』と。
ノンスピの主人ですらも、煙が龍にしか見えなかったと。
とても素晴らしい空間に居れたことが、ただただありがたかったです。
一般の方は火を消した後を、行者さん(山伏さん?)の誘導の元修行させて頂きます。
息子、あまりの寒さに指先を丸めるの図(笑)
以前、火渡り神事に参加させていただいたお寺では、生理中の女性は参加できない旨その場でお話しがありました。
今回庵主さんに伺ったところ、宝池寺さんは生理中でも参加出来るとのこと。
庵主さん自身が女性ですので、『私が女性なのにそれが理由で出来なかったらね(笑)』と茶目っ気たっぷりにお話し下さいました。
私は庵主さんの、こんな気負いのない気さくなところが大好きです。
境内のこちらの掲示物にも庵主さんのお人柄が表れています。
今年に入り、息子が庵主さんに護摩祈祷をして頂く機会に恵まれ、そのお陰で思うような結果になったと早速庵主さんに息子が連絡したところ、
『祈祷だけでは望む結果は得れない。』
『それは本人の頑張り、努力あってこそのこと。』
『これからも努力して下さい。』
と連絡があったと息子から聞きました。
何事も自分が決めて自分が努力しなければ良い結果には繋がらず、それを息子に分かりやすく教えて下さった庵主さんには感謝の気持ちしかなく、こういった機会を頂けたことに本当にありがたく感じました。
こちらは火渡り修行が終わった後の風景です。
先程の大勢の人や熱気は嘘のよう。
しんと静まり返った中で、黙々と作業をされておられました。
宝池寺さんでは月に一度のご縁日があり、護摩木に願い事を書いて祈願して頂くことが出来ます。
宝池寺さんのある竜王山はハイキングも楽しく、来月のサン友とのお山探訪は竜王山を提案したところ即決。
今から3月の参拝&ハイキングが楽しみです☆