3月の初旬。
久し振りの一人輪行。
やってきた場所は東寺。
目的は3月19日まで開催されていた五重塔特別拝観。
桜の気配はまだまだ。
仏教には全く疎いのですが、色々な事が重なっての東寺への参拝。
圧倒されまくった仏像たちの迫力に、しばし自然と戯れます。
メチャクチャ狭い石の上に、我先にと甲羅干しに群がる亀たち。
そんな亀たちとは対照的に、こちらは広々ゆったり(笑)
特別拝観エリアをあとに、境内を散策。
境内の一画に【天降石(てんこうせき)】の立札。
石を撫でた手で体の悪い箇所を擦ると病が治ると言われているそうで、ありがたく撫でてきました。
今まで何度か東寺へは参拝に伺っておりますが、こちらの石の存在を初めて知り、やはり、必要な時でなければ気付かないものなのかもしれません。
御影堂の一画の河津桜は少し咲きほころんでいました。
【食堂】
食堂の一画では草場一壽氏の陶彩画展が開催されており、どこかで見たことのある絵だと思えば、昨年参拝した九頭竜大社に奉納されていた龍と同じ。
今回、初めて草場一壽氏の陶彩画展を拝見しましたが、ひときわ美しく感じたのはこちらの石長比売。
岩好きだからでしょうか?
木ももちろん好きですが(笑)
さて、思わぬところで美しいものを拝見することが出来、食堂裏手に回ると目についたのはこちらの石碑。
【増運辨財天】
先程の御影堂での天降石もですが、増運弁才天の石碑も今回初めて目にし、一体全体今までの参拝は何だったのかと(笑)
裏手に回るとありました。
善女大龍王の石碑のそばには木。
今まさに、川に入ろうとせんばかりの勢いです。
少し離れて全景を。
善女龍王と言えば、空海さんが京都にある神泉苑で祈雨の法で勧請された神様。
過去のブログを見返してみると、神泉苑にも増運弁才天社がありました。
そして、弁財天と言えばの不動明王が増運弁才天社の先にある『開運大元師明王』のお堂のそばに。
この一帯はちょっと面白く、今回のお目当ては特別拝観ではなくこの一帯だったのかもしれません。
さて、東寺での参拝も終わり気になっていた場所へ。
東寺餅。
創業1912年。
今年で111年。
お店の前を車で通る度に、『一度は食べてみたい』と思いながらも早20年超(笑)
今回やっと購入することが出来ました。
写真を撮る前に食べてしまいましたが、個人的にはニッキの香り漂う亥の子餅がとても美味しく、これは次回から参拝とセットになりそうな予感です。
そして、こちらは東寺でいただいて帰ったお香。
お値段2,000円と、私には少しお高いお香ですが、他のお香と比べてみるともうこれ以外考えられず、『NO お香、NO LIFE』の今となっては、ありがたい出会いでした。
3月の参拝はあともう一カ所でおしまい。
そのあと、3月後半から軒並み予定していた参拝が叶わなくなり(今朝方だけでも二社の参拝予定が白紙になりました。。。まずは、玉置神社。玉置神社へと至る168号線が不通とり、復旧のめどはたっていないのだそう。更には観心寺の一年に一度の秘仏開帳。その日に合わせたかのように息子の参観が入りました。。。)、それらと入れ替わるように私生活がエーライコッチャの忙しさへと変貌して参りました。
人前で話すことが苦手な私が、自治会の会長です。
『人生において無駄な事は一つもない』とは言いますが、これも自分自身が新たな場面へと変化する通過点なのかもしれません。
といった矢先、ふと時計を見ると15時15分。
1515は『変化』を表す文字。
まさに(笑)
ちょうど先週、鬼滅の刃の遊郭編で竈炭治郎が発した言葉で『今の自分に出来ること~』という件があるのですが、まさにそうですね。
今出来る事を精一杯やる。
どれだけ地味で目立たないことでも、精一杯やる。
地に足を付けて頑張りたいと思います。
ただ、往生際が悪い私は現実に目を向けつつも、そのご褒美として参拝に行けないかと画策しております(笑)