シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【大阪/藤井寺市】道明寺と猫と木

亀岡市でお参りさせて頂いた篠原八幡宮

shironpton.hatenablog.com

 

後醍醐天皇応神天皇のサインが篠原八幡宮でもあり、同じタイミングで今までお参りの『お』の字も出たことの無い友達と参拝の流れ。

事が動き出すと面白いように流れ出します。

 

まずは、お参りデビューがほぼ初めての友達が気になったという藤井寺市にある道明寺さんへ。

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参道の左右には梅の木。

梅の時期にはそれはそれは沢山のお花が咲くようです。
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ご本尊は、菅原道真公が心を込めて手ずから刻まれたと伝えられる国宝十一面観世音菩薩。

真言宗の尼寺になるそうで、聖徳太子とご縁がある旨由緒書きには記載がありました。
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【本堂】
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護摩堂】
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【大師堂】
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お堂の前に見慣れない麒麟や動物の置物があってビックリしましたが、境内はホッコリする空間。

厳しさというより、包み込む柔らかさ。

尼寺だからでしょうか。

 

この日は本堂の御本尊の開帳日。

毎月18日と25日が開帳されており、せっかくならばと開帳の日に合わせてお参りさせて頂きました。

当日は、朝にもかからわず次から次へと参拝される方が後を絶たず、とても大切にされているお寺なのだと思います。

 

拝観料の500円を寺務所で納め、本堂へ。

本堂内に所狭しと並んでいる仏像を前に『この方めっちゃお腹出てるな。』とか、『この首から掛けているネックレスみたいなの、繊細で綺麗やな。』だとか、仏像というより人間観察をしているかのような友達の言葉に思わず笑ってしまいました。

 

『仏像だから厳かな気持ちで手を合わせなければならない。』

 

と、なんとなくある暗黙のルールのようなものではなく、素直に純粋にお参りを楽しんでいる友達の姿が見ているととても気持ち良く、きっとこういう何でも楽しめたり純粋な人が、神様や仏様に愛されるのではないのかと思いました。

 

規則ももちろん大事ですが、がんじがらめの規則に縛られ本質から外れてしまっては本末転倒。

友達のお参りの仕方は、仏様と心を通わせるお参りのように感じました。

私がもし仏様であれば、こうして楽しんでくれる人を心から応援したい。

私一人の参拝では気付けなかったことです。

ありがたし。

 

ゆっくりと本堂の仏像様との空間を楽しみ、ふと見ると本堂横の廊下に出れる場所があり、となると出てみなければ気が済みません(笑)

本堂から出てみるとぐるっと回れるように廊下があり、本堂のちょうど真後ろにお社を見つけました。

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あれ?誰かいはる。
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私達の存在を全く気にせず動じない猫様。
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その猫様のお社の右手にもお社が2社。
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道明寺の境内図を調べてみましたが、何のお社かは分かりませんでした。

 

そして、このお社のそばには目を見張るような木々がありました。

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こちらの3本の木は三角形を形成しているような配置。
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木自体は細く存在感がある訳ではないのですが、ちょっと面白い一帯です。
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鹿の背中の模様のような鹿子の木。
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二股の木もありました。

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本殿裏の木々と戯れて、最後に猫様にご挨拶と思いきや、どこかへ行ってしまわれたようです。
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いつもは一人、もしくは家族とのお参りですが今日は友達と一緒。

となるといつもと勝手が違い、友達はこちらの2体ある石像の後ろの石像が気になった様子。
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布のドレープの美しさ、曲線美がたいそう気に入ったようでした。
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私はもっぱら木ばかりですので、こうして誰かと一緒にお参りするとまた違って発見があって面白かったです。
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境内はさほど広くはなく、ただこのまま次の目的地へというのも何だかもったいない空間。

それはきっと私達だけではなく、境内にある沢山のベンチで皆さん思い思いに時間を過ごされていました。

 

私達は、ちょうど目の前に五輪の塔が見えるベンチに腰掛け、ちょっと休憩。

色々話しこんでいると、ふと物影が。
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先程の猫様がこられ、ちょうど私達の視線に入る位置に座りこちらをジーっと見ています。
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どうやら会話に一緒に入りたい模様(笑)
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気付けば2時間ほど境内でゆっくりさせて頂き、さてお暇のタイミングで猫様も境内のどこかへと歩いて行かれました。

お付き合いありがとう!

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この後は、道明寺すぐそばの玄米食堂すみれさんでランチ。

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めっちゃ美味しい!

特に車麩とお野菜の甘酢炒め。

 

そして、追加でデザートも。
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自転車で一人の参拝は、ひたすら自転車を漕いでいるので食べるのも後回し。

友達と二人、美味しいものを食べる、会話を楽しむ豊かな時間。

贅沢です。

 

お参りで家族ではない人とこんなにも楽しい日々がやってくるとは、5年前の私には想像も出来なかった事でしょう(笑)

 

さてお腹もいっぱいになり、運動がてら1キロ程離れた場所へと向かいます。

お次は私が参拝したい場所。

 

つづきます。