朝の8時。
降り立った先は阪急清荒神駅
今回は一度に三社を参拝する為、清々しい朝の参拝からスタートです。
ほぼ開いていない商店街。
人影で分かる通り、今日はジン友と一緒。
清荒神さんまでは駅から1キロ程ですが、その参道を龍に模した案内がありました。
まだ龍のお腹くらいの位置になるようです。
魚拓のたばこと魚ならぬ、石灯篭と人。
とてもつもなく大きい石灯篭で、ふと浮かんだのがピラミッドを守るスフィンクス。
まるで清荒神を守る門番かのよう。
8時過ぎということもあって、人影もなく朝のしんとした空気がとても清々しく感じます。
清荒神清澄寺へやって参りました。
反対側を振り返ると拝殿へと続く道。
初めて見ました、狛犬様ならぬ対の布袋様。
ぽっちゃりされているから汗をかいているのではなく(←失礼(笑))朝露。
今回の参拝の目的は、七福神のお一人であられるこちらの布袋尊。
【拝殿】
かまどの神様三宝荒神王、現世御利益の大聖歓喜天(聖天)、十一面観世音菩薩、他、福徳を授ける諸神諸仏がお祀りされているそうで、お名前を見ているだけでとっても御利益を頂けそうな気分になってしまいます(笑)
歓喜天といえば、先日参拝した宝塚市の中山寺や、奈良県生駒市の宝山寺。
そしてこのあと参拝する、箕面の西江寺にもお祀りされておりました。
歓喜天へのお勤めに油で沐浴される浴油供というのものがあり、ちょっと想像もつかないのですが、調べてみたところ宝山寺では浴油供の御祈祷が出来るようです。
今年になって気付けば歓喜天様への参拝が続いており、こういったことに気付けるのもブログのお蔭。
ご縁を大切にしたいと思います。
【護法堂】
正面に大勝金剛転輪王(如来荒神)、右に歓喜童子、左に弁才天がお祀りされています。
こちらのお堂は弁財天様がいらっしゃったからかとても華やかで、五色の紐がとても美しいのが印象的でした。
その護本堂の側に気になる文字を発見。
『荒神影向の榊』とあります。
拝殿の裏手に回ると、厳重に囲いをされた中にお目当ての榊はありました。
榊の根元にはお賽銭が入れられており、こちらのお賽銭を頂いて紙に包んでお財布に入れておくと小遣銭に困らないといわれているそうで、次回のお参り時には倍にして返すと良いのだそう。
大半は1円玉が多く、倍返しで2円。
子供でもお小遣い片手に気軽に出来ますね。
護法堂の右手には、奥から眼心堂と龍王堂。
薄暗い石の祠の中央にお祀りされていました。
清荒神さんの中で一番気になったのがこちらの紋。
宝珠が火炎に包まれており、調べてみたところ火炎(火焔?)宝珠というのだそう。
のちほど参拝する、箕面市の瀧安寺で頂いたお札に火炎宝珠の印があり、自宅にある奈良県は生駒市にある宝山寺のお札の横にお祀りしたところ、ビックリしたことに宝山寺産のお札にも火炎宝珠の印。
意図せずして重なることはもちろん偶然ではなく、これからどんな流れとなるのでしょうか。
毎度のことながら、他人事のようですが楽しみです。
さて、境内に戻りまして行者洞の右手から伸びる石階段。
今まで見たこともないような、とても神々しい姿の狛狐様がいらっしゃいましたが、右手にその神々しい狛狐さんをどうにかしてもっと良く見ようとしているジン友からも目が離せません(笑)
一言お断りさせて頂き、写真を撮らせて頂きました。
とても高貴な感じのする狛狐様でした。
【本堂】
正面には本尊大日如来、向かって左に不動明王、右に弘法大師様がお祀りされています。
そして、本堂外にいらっしゃるのは賓頭盧さん。
賓頭盧さんといえば、沢山の人に撫でられているイメージでしたが、こちらの賓頭盧さんは少し勝手が違うようです。
十六羅漢の第一で、涅槃に入らず衆生救済をお勤めされているとのことです。
こちらは中央の石が気になって写真を撮っていましたが、よく見ると周りに火炎宝珠がありますね。
ずいぶんと陽も出てきて空気が暖かくなってきました。
お次は龍王滝へと向かいます。
道中、仏足石というものがありました。
Wikipediaによると、釈迦の足跡を石に刻み信仰の対象としたものになるのだそう。
私のお灸跡のある足裏と違って、とても華やかなおみ足でした。
この時、ふと空を見上げると、一筋の雲がスーッと空へと上っておりました。
雲が気になりつつも、龍王滝へと向かいます。
この辺りからどんどんと空気が冴えわたり、先程感じた暖かさは一体どこへやら。
その空気に呼応するかのように、見事な根の木の一帯。
龍王滝へはものの数分で到着。
寒かった(笑)
瀧の側には不動明王様がお祀りされていました。
来た道を戻り、先程雲を見た場所へと戻ってくると、雲が『急げ急げ』と言わんばかりにどんどん加速していました。
私達の目の前を横切り、どんどん進んでいかれます。
ジン友と、方角的には私達がこのあと向かう箕面辺りだったら良いねと話しつつ、まさに龍のような雲でした。
【一願地蔵尊】
水をかけて一つだけ願いを叶えて下さるようで、誰もいないことを良いことにゆっくりお参りさせて頂きました。
【護牛神堂】
最後に空海さんにご挨拶。
かまどの神様といえば荒神さん。
荒神さんといえば、祖父母の家の近くには荒神さんと呼ばれていた神社があり、帰省するたびに毎日のように境内で遊んでいたことを思い出しました。
私の幼少期の遊び場は神社と図書館。
今の私となんら変わりありません(笑)
ぐるっと回って戻ってきた感じがします。
つづきます!