ここ数年、年末恒例の滋賀への年末詣。
の前に、面白い場所を発見したとの主人の提案で登山へとやってきました。
二人の背中をこうしてみるのも久し振り。
受験生の娘は塾三昧の為、今回は男子二人と登山です。
先程の登山道の入口からものの数十分でまたしても案内図があり、現在地確認をするのにとても重宝しました。
(それでも途中道が分からなくなってしまい、すれ違った方に教えて頂いたのですが(^^;)
たまみずきの山道にはこのような面白い標識があり、
木の札をペロリンとめくると答えが出るようになっています。
息子も今春から中学生。
小学校のクラスでサンタクロースを信じていたのは息子ともう一人の男の子だけだったようで、まだまだ幼いところもありますが、こちらの木の標識に食いついたのは私だけでした(笑)
舗装された登山道を歩きながら、『なんか、こうもっと山感が欲しいわ!』とは私の前を歩く主人と息子との会話。
こんな場所に出くわしたら、ワクワクが止まらないようで喜んで川を渡っていました。
数年前の息子であれば怖がって、更には周りにいる人に気を使い過ぎてしまったばかりに自分が踏もうとしていた石を相手に譲り、ジャボンと川に片足を入れて渡っていました(^^;
あれは忘れもしない箕面での出来事。
小学校生活で色々とあったおかげか、随分と逞しくなってきました。
優しいだけではダメ。
自分を労わる優しさがあった上での親切心が大切です。
今回息子の登山靴を出してきたところ全くサイズが合わず、そりゃそうよ(←岡田監督風で)、気付けば足のサイズが25.5㎝にもなっていました。
子供の成長は予想以上に早く、その成長に振り落とされまいと必死にしがみつく自分の姿が想像できます(^^;
最初の山道の乾燥具合はどこへやら、道がどんどんぬかるんできて、どうやら滝に向かっているようです。
えらいことになってきました。
ここにじゃぼんと落ちてしまったらビシャビシャやな、とかそんな良からぬことばかりを考えながら歩く私。
なんか、想像していたい以上にどんどん山感増してきてるんですけど(笑)
鞍馬山の木の根道のような道。
さて、そうこうしているうちにお目当ての落ヶ滝に到着です。
いわゆる、『ザ!滝』のような水量はありませんが、目の前の大きな一枚岩のような存在にただただ圧倒されました。
左上にある岩が気になると主人と話していたところ、ちょうどその岩のある滝のてっぺんまで登ってきていました。
この水の流れ落ちる先が落ヶ滝。
またしても目の前にはロープのある岩。
岩を登り切った箇所から眼下を見下ろした写真。
今回の登山はこんな場所がゴロゴロ出てきます。
そしてここからは更に山頂を目指して天狗岩・耳岩方面へと進みます。
なんか道が狭くなってきた(笑)
岩場ばかりを歩きます。
面白いところに出てきました。
今日はここでお昼ご飯を食べるそうです。
いや、普通に落ちたら怖いんやけど(笑)
恐る恐る周りを見回すとご覧の景色。
久し振りの登山はやはり気持ちが良く、やはりお山は楽しいとしみじみ感じます。
こんな岩を見たら、やっぱりやりたいこの方。
↓
山もですがこの日は空も素晴らしく綺麗で、ただただボーっとしていたいのですが、エレベーターがある訳でもなく、登ったからには下りなければなりません(^^;
六甲山系を思い起こさせるような風景です。
下るのかと思いきや、またしてもこんな極細の道を登る羽目に。
ふと何気なく撮った写真が、天女でも舞い降りてきたのじゃないのかと錯覚するような一枚。
先程お昼を食べた岩場が目的地の天狗岩だと思っていたのですが、どうやらこちらがお目当ての天狗岩のよう(笑)
これがもう、先程の岩場とは比較にならないくらいの岩感満載で、日ごろの運動不足もあって岩場を登るのに必死でした。
下るどころか、いやいや、随分と高い所まできてしまったものです。
天狗岩からみた周りの景色
岩場から来た方角を振り返ると、先程お昼ご飯を食べていた岩場が見えました。
我が家はあの岩場が目指す天狗岩でゴールだと思い込んでいました(^^;
さてここからやっと下山なのですが、ビックリしたことに私の体調がすこぶる良くなって、歩いても歩いても疲れない。
所謂ランナーズハイのような状態なのか、歩くというよりスキップ、いや小走りのような状況で下りにもかかわらず、ものすごい勢いで先陣切って下っていました。
で、意気揚々と先陣を切っていたのは良いのですが、後ろを振り返ると二人の姿はなく、待っていると若干へっぴり腰の息子が。
ずいぶんと体力がついたなと登りでは感心してましたが、やはり以前同様下りは得意ではなさそうです(^^;
正面に見える岩場が先程まで立っていた天狗岩。
ずいぶんと下ってきて気が緩んだのか、このあと気付けば平坦な岩場で一人派手に転んで膝を強打。
気付けば右手中指から大量の血。
どうやら岩場でぱっくりと切れてしまったようです。
一週間後には成人式の着付けがあるのにこの失態。。。
3日間全く練習は出来ませんでしたが、12月に入ってから練習量を増やしていた為、当日は事なきを得ましたが、今後は気をつけねばなりません。
日頃の積み重ねがいかに大事かと、改めて気付かされた出来事でした。
さて、最後に逆さ観音へお参りして5時間程の登山を満喫させて頂きました。
思わぬところで自身にアクシデントがあり、これで年始に計画していた六甲登山は白紙になりましたが、『成人式までは派手な事をせず、練習に集中しなさい』ということなのだと解釈して、お次は年末詣へとつづきます。