シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【滋賀/大津市】石坐神社で天智天皇、時と繋がる

この日の空は最高に面白かった!
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滋賀県ブックオフ 駐車場からの撮影です(笑)

 

さてさて、朝からアクシデント続きの週末の滋賀。

朝、出発しようと車のエンジンをかけるもエンジンがかからず・・・。

急遽、自宅から愛車のシロンプトンで駅まで行くことに

 

 ⇒ところがどっこい、駅についてまさかのシロンプトンを入れる袋を忘れたことに気付く(この袋が無いと、電車に自転車を持ち込み出来ません)

 

 ⇒自宅までの激坂をシロンプトンで取りに帰る

 

 ⇒またシロンプトンで駅まで走る(この時点で走行距離は既に10キロ越えです(笑))

 

 ⇒娘から電車に乗り遅れること30分、どうにかカルタ大会の保護者説明会に間に合いました(^^;

 

このアクシデントで気付いたこと。

 

『物事は多面的に見ること』

『思い込みを捨てる』

『思考・行動パターンを固定しない』

『子供の成長を見守る。(阻害しないこと)』

 

滋賀に着くまでにすでにグッタリでしたが、それでも自転車を漕ぎだすと新しい出会いの始まり。

 

いつもとは違う道の先に鳥居が見えてきました。
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当たり前のことですが、パターン化しないことが新しい出会いに繋がることを再確認。

 

【石坐(いわい)神社】
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こちらの時計の意味は後で、宮司さんの話しで納得。
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さて、まずは手水舎でお清め。
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手水舎の右手に彦坐王社 (開化天皇第3皇子)
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その右手、奥には

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辨財天社

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右手に稲荷社

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拝殿
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拝殿右手のお社は正霊天皇宮。

御祭神は天智天皇。そして、お后の伊賀宅子娘とお子にあたる大友皇子弘文天皇

 

拝殿左手には八大龍王宮。

御祭神は豊玉比古命(神武天皇の御祖父)と彦坐王開化天皇第三皇子)

 

天智天皇といえば近江神宮のイメージですが、後で由緒書きを見て納得至極の御祭神の方々達です。

 

鬣の立派な狛犬さん
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もう片方の狛犬さんは私の撮影技術により、暗黒化されておりました。。。


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こちらは確か祓戸社だったはず。
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足元の岩が気になります。

 

お祀りされている三柱のうち、左手に物部社の文字が見て取れます。

 

物部氏の始祖は饒速日命

饒速日命とくれば、瀬織津姫

瀬織津姫とくれば祓い清めの神様。

 

であれば、足元の岩は饒速日命がお祀りされている大阪は交野市にある磐船神社の巨石を暗示?

【大阪】天孫降臨の地 磐船神社 - シロンプトンでパンとお参りと

 

調べてみると、やはり中央が祓戸社となり一番右端は柳崎社。

柳崎社がどういった内容でお祀りされているのかは分かりません。

 

こちらは鳥居をくぐる前から釘付けだった木。
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エノキ。
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惚れ惚れとする足元。いや、根元。
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このご神木のエノキのすぐそばに、石坐神社の奥宮 御霊殿山遥拝所がありました。
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由緒書きより御霊殿山には磐座があるそうで、その上に小祠があり石坐大神がお祀りされているようです。

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【由緒書き】

石坐神社は、天智天皇が琵琶湖の神様を祭祀したことに始まる。

その創始は、天智天皇御代代八年九月九日神奈備山(御霊殿山)の磐座に湖中より龍灯が飛来し、ご神託のままに小祠を建てて祭祀なされた。

これを御霊殿神社と申し上げる。

持統天皇御代・朱鳥元年旧五月一日粟津の王林の地・石坐野に、八大龍王宮と正霊天皇宮との両殿が創建された。

八大龍王神とは、琵琶湖にゆかりの神様で龍神と伝えられわが国では、水徳の恵みの神で古来より雨乞いの神・福寿の神としての信仰がある。

主祭神豊玉比古命は人皇第一代神武天皇の御祖父神にあたり、産坐王は、彦坐命と申し上げ、人皇第九代開化天皇の第三皇子・近江国造沼田連の始祖神であり、近江開拓の祖神に坐しまして八大龍王宮の御祭神である。

近江大津京を開かせ給ひし天智天皇は、大友皇子弘文天皇)・伊賀宅子媛(大友皇子御生母)と共に正霊天王宮の御祭神である。


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由緒書きが二種類。

一つは奉納されたのでしょうか。

 

ここで、主祭神である海神豊玉比古神が気になり、調べてみました。

 

 ・伊邪那岐命伊邪那美命の子。海神の始祖

 ・子供に玉依姫豊玉姫

 ・玉依姫龍神と関りがあるとされている

 ・玉依姫の子供は神武天皇

 

海神豊玉比古神(=大綿津見、海の神)と滋賀の繋がりは以下の通り、他の地域でも見られました。

 

 ・志賀海神社(福岡県)御祭神:綿津見三神 

 ・滋賀神社(大阪府 住吉大社の摂社)御祭神:綿津見三神

 

どちらの神社も滋賀の文字に御祭神は海の神。

 

滋賀海神社、住吉大社は海にほど近く海神が祀られていることに何の不思議も感じませんが、なぜ滋賀なのか?

そもそも琵琶湖は元々日本海の入り江であったが、その海道が塞がれ淡水湖として琵琶湖が誕生したそうです。

となると、滋賀の地に海神の始祖、大綿津見神が祀られていることは至極当然のこと。

 

『今』という時だけを見ていると分からないことも、今に至るまでの経緯を探ると見えてくることが。

 

社務所御朱印を頂きました。

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宮司さんからのお話しで、元々天智天皇を最初にお祀りされていたのは石坐神社だと伺いました。

後に近江神宮が創建され、天智天皇近江神宮となったそうです。

 

となると、鳥居のすぐそばにあった時計のモニュメントにも納得。

 

漏刻(水時計)を製作されたと言われている天智天皇

日本で初めて時刻が制度として採り入れられた漏刻。

 

時間という制度が生活に取り入れられたことで、時間を管理するという概念が生まれ、それが合理化につながったであろうことは容易く想像できます。

対して、時間を管理するということは時間に縛られてしまうという側面もあり、どの側面を見るかによって、見え方は大きく変わることに。

 

どちらが良い悪いではなく、

 

自分はどうしたいのか。

どう在り、どう生きたいのか。

 

さて、まだまだ時間はあるので自転車をあてどもなくスイスイと。

 

つづきます。

 

【大阪/茨木市】隠れキリシタンの里、宇賀大善神

家族の利害が一致した週末のサイクリング。

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 息子:山間部、坂道盛りだくさんのサイクリング希望!

 娘:高槻から移転した乾物屋スモールさんに行きたい!

 私:上記全て+店長のまどかさんに会いたい!

 主人:みんなが揃うならそれで良し

 

さて、茨木の山間部を本日のナビ(←主人ともいう)が不調でなかなか目的地へ着けず、坂を上っては下っての繰り返し。
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そんな中、結構な坂道を上がった先のカーブ上に素晴らしい木のある神社を発見。

【宇賀大善神】

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宇賀と聞いて思いつくのは宇迦之御魂神(うかのみたま)

宇賀神を調べてみました。

 

その姿は、人頭蛇身で蜷局(とぐろ)を巻く形で表され、頭部も老翁や女性であったりと諸説あり一様ではない。

元々は宇迦之御魂神などと同様に、穀霊神・福徳神として民間で信仰されていた神ではないかと推測されているが、両者には名前以外の共通性は乏しく、その出自は不明である。

また、蛇神・龍神の化身とされることもあった。

この蛇神は比叡山延暦寺天台宗)の教学に取り入れられ、仏教の神(天)である弁才天と習合あるいは合体したとされ、この合一神は、宇賀弁才天とも呼ばれる。

竹生島宝厳寺に坐する弁天像のように、宇賀神はしばしば弁才天の頭頂部に小さく乗る。その際、鳥居が添えられることも多い。
出自が不明で、経典では穀霊神としての性格が見られないことなどから、宇賀神は、弁才天との神仏習合の中で造作され案出された神、との説もある。

 

【出典元:宇賀神 - Wikipedia

 

 

ナビ不調の原因は、こちらの神社へご挨拶をする為だったのかもしれません。(ということにしておきます(笑))

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一惚れしたのが境内にあるこちらの木。

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台座が壊れてこの岩の上に置いたのか、はたまた最初から台座はこの大きな岩だったのか、なんとも面白い石灯篭。

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そして、祠の裏に回りこんだ息子が『あった!』と一言。

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表面に文字は彫られている形跡は見当たらなかったので、石仏や石碑ではないかとおもうのですが、祠の裏手に鎮座されているかのような佇まい。

小さいお社ながらも、木と岩が揃った見どころ満載の宇賀大善神社でした。

 

さてお参りも済んで、さぁ石階段を降りようとしたらこの有様。

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続く坂道でケタケタと、膝の笑いが止まりません(笑)

 

そんな下半身ボロボロ状態で漕ぎだした先はまたしても道が違ったようで(やはりナビ不調(笑))、Uターン。
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引き戻した先も、また新たな坂(笑)
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さーかみち続くーよ、どこまでもー♪

 

やっと目的地へ着きました。
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大好きなお店乾物屋スモールさん

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乾物屋スモール│大阪府高槻市塚脇 - 乾物屋スモール| 生産者さんの顔が見える乾物量り売りのお店



乾物屋スモールさんのある場所は隠れキリシタンの里、茨木市は千提寺地区。
お隣のすぐ横にキリシタン遺物資料館があり、その道を挟んでのお隣さんのお宅からあのかの有名なフランシスコザビエルのイラストが発見されたそうです。

キリシタン遺物史料館のご案内/茨木市

 

伺った話しによると、一子相伝、長男のみに引き継がれたザビエルのイラスト。

あの有名な教科書に掲載されているイラストです。

 

そもそも高槻城主であった高山右近キリシタンであり、その領地であった千提寺地区は隠れキリシタンの里として大正9年9月までの300年間、公にされることはなかったそうです。

そんな聖フランシスコ・ザビエル像の発見100周年記念として、キリシタン遺物資料博物館で企画展が開催されています。

【開催決定】「聖フランシスコ・ザビエル像」発見100周年記念 キリシタン遺物史料館企画展「ザビエル・ストーリー」/茨木市


会期は9月16日~10月12日までだそうで、ご興味のある方は是非。

教科書で見た、知っている、読んだ程度の分かったつもりだった勉強が、少し身近に感じました。

やはり、体感、経験に勝ることなしの瞬間です。

 

こちらは帰路、お弁当を広げてお菓子を食べてエネルギー補給をさせて頂いた場所。
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テントウムシに、かまきり、バッタにチョウチョと、次々とあいさつに来てくれる生き物に、何だか楽しいサイクリングとなりました(^^)

【滋賀/大津市】樹下神社と気になる木

さて、お次はどんな神社なのでしょうか。
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【樹下神社】

御祭神は玉依姫命
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扁額がとても立派です。
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参道を歩いている時点で、とても良い神社だとは感じていましたが、手水舎を見て確信。
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溢れんばかりの清らかなお水に、この手水鉢の自然の造形美と言わんばかりのこの造り。
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良いお水が境内をながれているようです。

 

拝殿の大きさとは打って変わってこちらが本殿。

玉依姫命がお祀りされているお社。
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その右手に摂社
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その奥まった位置にまたしてもお社
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手前に可愛らしい牛。
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その後ろには対になったかのような杉の木
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こちらが本殿では?と言わんばかりの立派なお社です。
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このお社のあたりの木は素晴らしく、
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参道前の雰囲気とは一変します。
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またしても奥に続く道があり、もうこうなると行ってみないと気が済まず、先に進みます。
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少し前まで山ビルで騒いでいたのは何だったのか。

見ている先は足元よりもこの先にある、何か。

我ながらゲンキンなものです(^^;

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またしても鳥居が見えてきました。

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簡素ながらも、境内の奥まった場所にお祀りされているだけで何かを感じずにはいられません。
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中央に白玉大明神とあります。
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この辺りの木もとても立派です。
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こちらは幹が空洞ですが、それでも溢れんばかりの生命力。

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この木とは別に、更に奥にとても気になる木があり、ただもう道がなく、さすがに山ビルに噛まれたばかりの足で道なき道を行くのは憚られ、今回は見送ることにしました。
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どう見ても、この木だけが他とは異なりました。

 

名残惜しいですが、諦めも肝心。

戻ってきて本殿左手の摂社。

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その近くにお稲荷さん
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参拝前ではわからなかったこの景色。
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この参道を下りながら、こちらの樹下神社は琵琶湖を望む形でお祀りされたのではないかと。

参道から続く先の道も琵琶湖まで途切れることなく、まっすぐに続きます。

昔は、その続く道も参道だったのかもしれません。

樹下神社背後のお山のご神気を樹下神社を通して、参道から琵琶湖へ送っているような。

 

ふと、今しがた

 

 お山=母(なる大地)

 参道=産道

 琵琶湖=羊水

 

のような図式が浮かびました。

 

こうやって思い返してみると、一日で起きたとは思えないくらいに密度の濃かった一日。
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よきお参りとなりました。

【滋賀/大津市】八所神社で日本三霊山

さて、先程の八所神社の右隣にある同名の八所神社へとやって来ました。

徒歩1分です。

 

【八所神社(大津市八屋戸1074(北船路))】
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同じ八所神社でもこちらの御祭神は白山菊理姫命と大己貴尊とあります。
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菊理姫が気になり、少し調べてみました。

白山信仰で祀られる白山権現・白山明神と呼ばれる神様を祀る白山神社では現在、菊理姫(くくりひめ)、イザナギノミコト、イザナミノミコトの3柱をお祀りしています。

この白山権現という神様は、さら詳しく説明すると、白山三山(御前峰・大汝峰・別山)というそれぞれの峰から、白山を開山した泰澄の前に現れた3柱の神様を示し、白山三所権現と言います。

白山三所権現としては、それぞれの峰で次の神様を祀るといわれます。

 
 御前嶽:白山比咩神(菊理姫)


 大汝山:大己貴命(大国主命)


 別山大山祇命(山の神様)

 

【出典元:菊理姫(くくりひめ)とは|縁結びのご利益や龍神/瀬織津姫等との説をご紹介 | 神仏.ネット

 

ここで、八所神社で菊理姫命と共にお祀りされている大己貴命のお名前が出てきました。

 

『大汝山 大己貴命のキーワードで調べてみるとこれまた面白いことが分かりました。

 

 ・大汝山の山頂にある大汝神社の御祭神は大己貴命

 ・大汝神社の総本社は石川県にある白山比咩神社

 ・白山比咩神社の御祭神は菊理姫

 

【出典元:神社人 - 大汝神社

 

こちらの八所神社は白山信仰であり、その中でも大汝山との関わりがあるということは山岳信仰の神社なのではないかと思われます。

 

大汝山は雄山(3,003m)、富士ノ折立(2,999m)と合わせて立山連峰を形成しており、その三山の中で最高峰(3,015m)のお山。

更に、富士山、白山と並び日本三霊山の一つである大汝山

 

奇しくも八所神社近くにある駅は蓬莱

八所神社の裏手には蓬莱山

蓬莱山といえば・・・富士山!!

 

 蓬莱山(=富士山)

 八所神社(=白山、大汝山)

 

八所神社で日本の三霊山が揃いました

 

面白いです♪

 

さて、こちらは先程の八所神社のようにお世話されている方は見当たりません。

心なしか境内も少し荒れているような感じを受けました。

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鳥居くぐって右手は元は鎮守の森だったのではないかと思われます。

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視界の開けっぷりが不自然に感じます。

 

手水舎

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このすぐ裏手は先程の八所神社。

 

その先程お参りした八所神社と造りは同じような感じで、既視感すら感じます。
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狛犬さんは同じタイプではなさそうですね。
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平べったいところか、丸みのある狛犬さんです。
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ご神紋は先程と同様、左三つ巴紋
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右手に境内社神明社日吉神社、得元社)
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 境内社のお名前はこちらから調べました。

【出典元:神社紹介 > 滋賀県の神社 > 滋賀県神社庁

 

何となく心ここにあらずのような状態でお参りを終え、さて向かうは駐車場。
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『やっぱり自転車は楽しいわ~❤』

と聞こえてきそうな後ろ姿(笑)
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曲がった先に鳥居が見えてきました。
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となると、『このまま駐車場へ』とはならず・・・(^^;

さてお参りです。

 

つづきます。

【滋賀/大津市】八所神社で山ヒル

金比羅神社の名水を鞄に詰めて、さて琵琶湖畔をサイクリング。

何気なく曲がった先に鳥居を見つけ、向った先は八所神社。

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今回お参りに行きたいと思っていた場所であっただけに嬉しいお導き❤

 

【八所神社(大津市南船路321)】

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由緒書きより御祭神は八所大神、住吉大神とあります。

 

八所大神とは聞き慣れないお名前です。

御由緒を調べてみました。

 

創祀は白鳳二年九月と伝えられる。

天智天皇大津宮に遷都の際、随従の朝臣平群飛鳥真人が此の伊香立を食邑地として賜った。

真人は祖先である天大吉備諸進命を氏神と勧請し、社殿を造営した。後年この真人の後裔平群兼房が天照大神伊邪那岐命伊邪那美命大山咋命市杵島姫命倉稲魂命崇神天皇と七柱の大神を合祀した。このため八所大明神と称するようになった。

【出典元:神社紹介 > 滋賀県の神社 > 滋賀県神社庁

 

七柱の神様と崇神天皇で八所大神。

崇神天皇といえば、疫病を収めたことで有名な天皇

 

稚日本根子彦大日日天皇開化天皇)の第二皇子

母は伊香色謎命(いかがしこめのみこと)で後の物部氏の系譜に連なる。異父兄に彦太忍信命磐之媛の祖)。異母弟に彦坐王神功皇后の祖)。19才で皇太子となる。

父帝が崩御した翌年の1月13日に即位。2月16日に従妹の御間城姫を皇后とし、活目命(後の垂仁天皇)や倭彦命らを得た。即位5年から7年にかけて疫病が流行したが、大物主神を祀ることで治めた。

 【出典元:崇神天皇 - Wikipedia

 

コロナと共にある今、まさに必要とされるご神徳。

 

もうひと柱の御祭神、住吉大神底筒男命中筒男命表筒男命住吉三神に加え、息長帯姫命神功皇后)で住吉大神

住吉三神の祓いのご神徳と神功皇后の航海安全の御利益。

 

翌週のお参りで知ることになるのですが、琵琶湖は元々日本海の入り江であったらしく、その海道が塞がれ淡水湖として琵琶湖が誕生したそうです。

となると、住吉大神がお祀りされているのも納得です。

 

さて、正面に見えるは拝殿。
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ちょっとユニークな狛犬さん
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平べったいような感じ。
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愛嬌がありますね。
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さて、二礼二拍手最後の一礼でふと足元を見たところ、
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『ギャッ!』

 

一瞬なんのことだか分からず、でもどう見ても『血!』

そういえば、金比羅神社の名水を求めて歩いている最中、ふと足元がチクリとしたような気がしたのですが、てっきり小石か枝が靴下にでもあたったのだろうと調べもしなかったのがこんな羽目に。

 

主人も足元を見たところ、私どころではない両足流血事件!

恐る恐るサンダルを脱いだところ、山ヒルがサンダルの先にへばりついていました(>_<)

 

血は止まらないわ、気持ち悪いわでちょっとしたパニック。

どうにか山ヒルをサンダルから追い出し、捕獲した山ヒルを石で退治する息子。

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この方、こんなにも肌を露出した軽装にもかかわらず無傷です(笑)

 

さて、ヒルをやっつけたものの境内を血で穢してしまいまたしてもアタフタ。

ちょうどお世話をされていた方にお話ししたところ『気にせんでえーよ』とのこと。

と言われても、メチャクチャ気になる私(笑)

一言断って、手水舎のお水で掃除させてもらいました。

 

お世話をされていたもう一人の方も『今朝、山でヒルに血吸われたでー。』とこれまた血まみれの靴下を見せて頂き、(履き替えていないようです(笑))慣れた様子。

山にヒルはつきものだとのことで、ヒルに食いつかれたら決して無理矢理引き剥がしてはいけないと教わりました。

無理矢理引き剥がそうとすると、ヒルの吸い口が皮膚に残り(ギャーッッ!!)そこから化膿するのだそうです。

・・・想像するだに恐ろしい。

 

このあと、とりあえず絆創膏で応急処置をしたものの血が止まる気配はなく、焼け石に水。絆創膏の無駄(笑)

このまま出血多量で死んでしまうのではないかと思うくらいに、傷口に気付いてから3時間ほどは血まみれとなりました。

 

そんな恐ろしいヒルは、実はとてもおりこうさんで、

 

 ・血を吸う際、痛みが分からないよう麻酔のような物質を人体に入れる

 ・更に、血が固まらないような物質を同時に人体に入れ、自分がお腹が張るまで吸いたい放題に血を吸う

 

ハハハッ。

・・・こうやって書いているだけで恐怖です。

 

息子が金比羅神社の名水を飲みながら『飲み放題や!』と喜んでいた傍で、ヒルも私と主人の血を『飲み放題や!』と喜んでいたのかと思うとゾッとします。

 

さて、お参りに行ったのか、山ヒルを退治したのか分からないままに終わってしまったお参り(^^;

 

それでも気になる右手にある同名の八所神社。

 

つづきます。

【滋賀/大津市】金比羅神社のお水と神秘的な木々達

斜面を上がった先は一気に視界が開け、琵琶湖が眼前の眺望。
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そんな琵琶湖を見渡すようにお社がありました。
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お社は山の斜面に建てられており、右手は人一人が通れるくらいのスペース。

その下は崖。

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なかなかスリル満点な場所に建てれらています。

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そんなスリル満点な場所から、お社をパチリ。

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奥に進んだものの道はなく、戻ってきて木の閂を外してお参り。
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この狛犬さんの顔の前に木の台があり、なんだかとっても邪魔そうな、
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(鼻にあたってるんやけどー。目の前ずっと見えへんのやけどー。)

 

こちらは首を横に向けているものの、それでもやはり迷惑そう。
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(視界は開けているけど、さすがに顔の横ピッタリに木の台はどうかと思う。まぁ、ええけど。)

 

かといって、さすがに勝手に場所を変えるわけにもいかず・・・。

その場を後にしました。
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こんなに良い景色なのに、狛犬さんには見えませんね(^^;
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このまま奥に進めば『金比羅神社の名水の場所にショートカット!』となれば嬉しかったのですがどこを見ても道はなく、来た道を戻ることに。

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面白いくらいに曲がりくねった枝。
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上る時と下りる時では同じ道でもまた見え方が変わって面白い(^^)
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さて、振り出しに戻ってきてしまいました(笑)
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この道を左に下れば自転車のある場所へ。
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右の坂を上がった先は?

 

今度こそ金比羅神社の名水!

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山の上部から勢いよく水が流れてきます。

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水の流れ落ちてくる先にはこんなにも立派な木。
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見上げると、空を覆いつくさんばかりの枝ぶり。

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魚拓のたばこと魚の比較ならぬ、息子と巨木(笑)
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とても冷たく清らかな水。
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水の流れる左側の木も素晴らしく、右の木と対のよう。
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その中央を流れるは清らかな、水量のある金比羅神社の名水。
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水汲み場の側に、ここが間違いなく金比羅神社の名水と分かる立札がありました。

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巨木を支える目を見張るような根。
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空のペットボトルにありがたくお水を頂きました。
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お水もいただいて何だか清々しい気分。
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『飲み放題や!』とおにぎりを食べてはお水を飲むを繰り返す人と、暫し休憩の人。
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最後に気になった木に別れを告げて、
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行きはしんどい上り坂、帰りもしんどい下り坂(笑)

 

笑う膝をどうにかなだめすかしつつ斜面を降り、琵琶湖の位置が水平上に見える位置まで下りてきました。

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水汲み場の寒さが嘘のよう。

自転車の停めてある場所まで降りてくると随分と蒸し暑くなってきました。

 

やっとここで息子待望の自転車(笑)
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金比羅神社の名水へは、車で行くにも車高のあるオフロード車でなければ厳しいと思われる凸凹の道と(ところどころアスファルトが陥没している個所がありました。)急坂。そして対向車は御免被りたい車幅。

 

『そう簡単にはこの水はやらんぜよ!』

 

と言わんばかりの道の先にある金比羅神社の名水は、歩いてしんどい思いをしてでも頂く価値のあるお水でした。

 

何より息子がとても気に入ったのが一番ビックリ。

あれだけ、ブータレていたくせに(笑)

 

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さてさて山を堪能した後は自転車です。

 

つづきます。

【滋賀/大津市】金比羅神社のお水を求めて

さてさて、いつまで続く滋賀通い(笑)

週末の滋賀は、びわ湖バレイ近くにある清林パークの駐車場から出発です。

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本日は主人プレゼンツ『名水を求めて、山間部を自転車で走る』シリーズです。(シリーズになるのは嫌かも(笑))

 

さぁ、出発!
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これしきの坂なら自転車でもなんてことなく、スイスイと。

すでに息子は豆粒。

 

坂道を登り切った平坦な道からは琵琶湖が望めます。
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あまり走っていないのですが、こんな場所に今日の目的地である金比羅神社の石碑が。
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ハイキングコースがあるのかもしれませんが、今日は自転車。Googleマップの誘導通り先に進みます。

 

先頭を走っていた息子、続く坂道に早くも最後尾の私の目の前までペースダウン(笑)
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あっ!

先頭も降りた(笑)
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分岐の道を左に進みます。
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もう、この時点で自転車を漕いでいるよりも押している時間の方が長く、
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そして、自転車を諦めました(笑)f:id:roy-7303-pkbs:20200914220357j:image

ここからは、まだまだゴールが見えない金比羅神社の名水を求めて坂道ハイキング。
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とうとう最後尾の私にまで抜かれてしまった息子。
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早々に自転車を降りる羽目になり、全くテンションが上がらずもうこうなるとお荷物です(笑)

 

そんな息子を放置して、久し振りの山道にテンション上がりっぱなしの私。

道沿いに面白い石を発見。
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いつもであれば岩好きの息子が早々に発見するのですが、このあとひたすら続く坂道に、どんどんテンションが下がる息子。

アスファルトの道を歩く』は息子の苦手分野。

 

こんなに気持ちの良い景色なのに、ブータレて歩くだなんてもったいない。
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面白い枝ぶり
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根元から倒れてしまった木
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この木も面白い。
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『これが金比羅神社の名水!』
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と言いたいくらいに3人とも坂道に疲れてしまい、でもどう見ても標識も神社の姿形もなく、勢いよく流れる水を後に黙々と進んでいきます。

まるで修業(笑)


足元の坂道ばかりを見ていれば憂鬱にもなりますが、少し視点を変えればご覧の景色。
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目の前のことをただ『辛い』と感じるのか、『少し視点を変えてみる』か、で見える景色は随分と変わります。

 

目の前のことだけでいっぱいにならないように。

なかなか息子には伝わりませんが(^^;

 

そんな自分との戦いで坂道を歩くこと40分程。

やっと見えてきました、金比羅神社
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真っすぐは道がなく、大回り。
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疲れた身体にこの大回りは堪えます。

 

金毘羅大権現』の扁額

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今更ですが、権現の意味が気になりWikipediaで確認。

権現(ごんげん)は、日本の神の神号の一つ。日本の神々を仏教の仏や菩薩が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号である。権という文字は「権大納言」などと同じく「臨時の」「仮の」という意味で、仏が「仮に」神の形を取って「現れた」ことを示す。

 

注連縄が低い位置にある為、自ずと深々と頭を下げる格好となり、見上げた景色はこの斜面。
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本殿はまだまだ先のようです(^^;

 

左手に続く階段を上がっていきます。
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頭上に鳥居らしきもの発見!

見下ろすと先程くぐってきた鳥居は随分と下方に。
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鳥居目前で立派な杉の木。
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この二本の杉の木がまるで天然の鳥居のよう。
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以前は水が出ていたであろうと思われる手水舎。
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そして、鳥居の後ろのある滝も水が流れていたであろうと思われます。
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残念です。

 

さて、この鳥居が終着点ではなくまだ上に上がる階段がありました。

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ここにきて、俄然元気になってきた息子。

やはり山道は楽しいようです♪

 

つづきます。