シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【滋賀/大津市】日吉大社 奥宮 磐座

年末詣で久し振りの滋賀入り。

せっかく滋賀県まで足を延ばしたのだからと、主人の口から出てきたのは日吉大社

それも奥宮。

 

以前参拝したのは3年前。

ビフォーコロナ。

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当時小学5年生だった娘と同じ学年になった息子。

子供の成長は早く、その早さに置いていかれまじと喰らいついてはおりますが、もうすでに必死(笑)

いつまでも子供ではないことを、日々の会話から痛感しております。

 

さて、こちらは日吉大社の鳥居前。

お正月仕様でとても華やか。

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近付いてみてみると、おサルさんが手を合わせています。

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これは可愛い❤

 

正面の標高381メートルの八王子の山頂近くに見えるのが今回の参拝目的の奥宮。f:id:roy-7303-pkbs:20221230215308j:image

それにしても、相変わらず中央の方は楽しそうで、合わせたかのように同じ格好をしておりますが、車の外に出るまで全く気付かなかったとは娘(笑)

 

こちらの鳥居は形状がよく見るタイプの鳥居とは異なり、日吉大社を象徴する山王鳥居。

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本日の参拝目的である奥宮の位置を確かめつつ、まず向かった先は西本宮。
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その手前にある【祇園石】
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祇園の神様が鎮座するとの謂れで、眼病に霊験があるとのこと。

 

その祇園石の後ろ手には立派なご神木。
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更にその近くにはまたしても霊石。

【大威徳石】
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こちらも祇園石と同様、日吉大社の霊石の一つ。

 

【春日岡

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九座の霊石とある通り、九つの岩が点在しています。

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【西本宮】
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屋根を支えてくれているのはこちらの可愛い『棟持ち猿』
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こんなに小さくて、こんなに可愛い顔して重要文化財

西本宮へ参拝後、参道を道順に沿って歩いていくと東本宮の間にある奥宮の入口へ到着。

 

奥宮へと続く石段の左右には遥拝所。f:id:roy-7303-pkbs:20221230215258j:image

奥宮でお祀りされているのは、こちらの三ノ宮と牛尾宮。

 

【三ノ宮遥拝所】

御祭神:鴨玉依姫神荒魂
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奥宮まで登拝出来ない方はこちらでお参り。

 

【牛尾宮遥拝所】

御祭神:大山咋神荒魂。

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さて、ここから前回参拝出来なかった奥宮へ、いざ出発!
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と意気込んではみたものの、最初の石段の高さでまずは最初の洗礼。

石段の段差が高過ぎる!

主人と二人、一体どんな体形の人を想定して作られたのだろうかと話していました。

遥か昔、神代の時代の神様はそれはそれはとても大きな人の形をされていたとどこかで読んだことがあり、日吉大社の創建はおよそ2,100年前の崇神天皇時代。

当時の人は、今の日本人よりはるかに大きかったのかもしれないと、すでに下半身が悲鳴を上げている状態で、太古に思いを馳せて現実逃避をしてみたり(笑)
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3年前までは私の方が早く歩けていたのに、もう無理。

全くついていけません。。。
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急坂が続くと思ったら、眼下に見下ろすのは琵琶湖。

ずいぶんと上ってきました。
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陸上部娘、小5男子に置いて行かれるの図(笑)
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右の岩も気になりつつも、またしても目の前に立ちはだかる石段に絶句。
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岩の上には何やら建物が見えてきて、いよいよゴールが近いことを確信。
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片道20分程ですが、いやはや奥宮までの道のりはなかなか険しく、日ごろの運動不足を痛感します。
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頑張ったご褒美のこちらの景色。

やった!
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そして、最後にまたしても石段。

そう簡単には参拝させていただけません。
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石段を上がった真正面には、表面が切り揃えられたようになだらかな磐座。

【金大巌(こがねのおおいわ)】

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色々な磐座を参拝させて頂いておりますが、なんだかちょっとまだ何かあるような気がしてならなく、ふと見ると磐座の側に小路。

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早速不思議大好きな息子と二人進んでみることに。
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牛尾宮の屋根の山側には雪がうっすら残っていました。
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そして、この方。

私を振り返ることもなく、本当に逞しくなりました。
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息子を追って先を進んでいくと、少し平らな場所に。

牛尾宮と三宮の屋根が見下ろせる位置。
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さてその後方はというと、ご覧のように岩の宝庫。
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どんどんと上っていく息子につられて、もう少しへ。
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辺り一面の岩と、誰もいない空間。

そして眼下に望むは大好きな琵琶湖。

息子のテンションが上がらないわけがなく、そんな楽し気な息子をパチリと一枚。
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さてここからは、後から続いてきた主人が私達をよそにどんどん山の上へ。

『ちょっと来てみ。』の主人の声に、残る三人で追いかけた先にはご覧の結界。
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この一帯だけは空気が一変。

地面から何かが噴き出しているかのような、冷たい空気を感じ、それは私だけではなく主人も同じだったよう。

なんとなく時計回りに周りましたが、風がビュービュー吹いてきました。
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最後に金大巌にご挨拶。

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ここからは急坂を恐る恐る下山です。
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帰り道、『神宮寺道』の立札があり気になりましたが、家族全員『お腹が空いた!』の一点張りで、元来た道を戻ることに。

どう見ても大きな岩と木であろう姿が見え、名残惜しんでパチリと一枚。
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その参道脇にあったこちらの御神木は山火事でもあったのでしょうか。

木の内部が炭化していました。
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行きよりも帰りの方がハラハラドキドキだった参道。
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地面の石が滑って、何度かひやりとする場面がありました。
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この方達は下山も早かった。
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さて奥宮をあとにして東本宮へ。

その中でも、前回とても気になった樹下宮。
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樹下宮の本殿内ご神座の真下には霊泉の井戸があるそうで、以前はこちらでご神水を採っていたとのこと。

御祭神は鴨玉依姫神で、東本宮本殿の御祭神である大山咋神の御妃。

そして、先程奥宮で参拝した三ノ宮の御祭神は鴨玉依姫神の荒魂。

 

【東本宮】
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御祭神は大山咋神で、ご夫婦揃って東本宮エリアにお祀りされています。

そして、奥宮の牛尾宮の御祭神は例に違わず大山咋神荒魂。

山頂にはご夫婦の荒魂。

 

 

さて、東本宮で気になったこちらの二葉葵の御神紋が入ったお賽銭箱。

二葉葵と言えば、すぐに思い浮かぶのは下鴨神社で、御祭神は鴨玉依姫神f:id:roy-7303-pkbs:20221230220737j:image

樹下宮の御神紋は十八葉菊であり、二葉葵ではありません。

私のような素人の単純な考えであれば、 『自分の宮には自分の紋を付けるとでは?』と思うのですが、どうもそうではないようですね。

意味は全く分かりませんが、面白い。

 

日吉大社の境内は、どこを歩いていても清らかな水の存在を感じるのですが、東本宮は更にお宮全体をぐるりと囲んだ水路の水がとても清々しく、気付けばこの方達その水路を覗き込んで何やら探している模様。
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ちょっと場所をずらして、もういっちょ。
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見事に同じポーズ!

更に同じ格好(笑)

 

さて、東本宮エリアを後に、参道の付近には気になる岩がチラホラと。
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その中でも断トツで気になった岩がこちら。
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参道から少し外れた場所にポツンとあった貴船神社の岩船を彷彿とさせる岩。

周りには立札もなく、どういう謂れのある岩なのかは分かりませんが、岩の周りの木々は伐採されており、この岩に光を当てる為に切られたのではなかろうかと、一人勝手に想像を膨らませていました。

 

3年前の参拝時では気付いていなかった箇所でもあり、やはりその時の自分自身の見方や考え方次第で、見えるものが違ってくるのだと思います。

 

いつかは参拝したいと願っていた奥宮。

思わぬところで念願叶っての参拝となりました。
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さて、この後は数日前に記事にしたばかりの佐久奈度神社へ年末詣。

shironpton.hatenablog.com

 

このあと、帰路道中にある神社へ。

つづきます。