シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【京都/相良郡】笠置寺の巨石

笠置山の終着点は笠置寺

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家族全員、山頂を想像していただけに『お寺?』『入るん?』な反応(^^;

私は予想外のお参りに意気揚々と進みます(笑)

 

【境内図】
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相変わらずの写真下手に嫌になります。ほぼ影絵のような境内図(^^;

想像していた以上にとても広そうです。

 

拝観料大人300円を払って境内へ。

入ってすぐ左手に春日明神社と椿本護王宮。
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春日明神社の手前に氷を発見。
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こんな素敵な写真が撮れるのは娘。

娘曰く、私の写真はのっぺりしていて奥行きがないのだそう。

平面図。

納得^^;

 

境内の順路が記載された看板。
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注連縄の向こうは神域。
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ほんの数メートル歩いただけで、目の前に大きな岩が見えてきました。
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もっと険しい道をくぐった先にあるかと思っていただけに面食らいましたが、声にならない大きさ。
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こちらの正月堂の手前に大きな岩が並んでいます。
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正月道の軒下から息子を比較にパチリと。
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正月堂を背に、右手から「弥勒」「文殊」「薬師」と呼ばれる三つの巨石が並んでおり、こちらの「弥勒磨崖仏」は笠置寺の御本尊。

壁面は高さ15mにもなるそうです。

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弥勒」の左手にある大きな岩二つが右が「文殊」左が「薬師」。

この割れ目が気になります。
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そして、割れ目の間に小さな石があります。

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兵庫県は六甲北山公園にある胎内くぐりのような岩を思い出しました。

shironpton.hatenablog.com

 

大きな岩の間から小さな岩が産み落とされたのであれば、まさしく胎内くぐり。
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立て看板には笠置石とありますが、その石が間にある小さい石なのか文殊と薬師の石なのかは分かりませんでした。

ただ、笠置町の由来となった岩だそうです。
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足元にはシダ類がだくさん生えており、
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シダと岩の全景図を撮ろうと思うのですが、岩が大き過ぎで入りません。f:id:roy-7303-pkbs:20210111081433j:image

久々にワクワクする岩に出会いました(^^)

 

さて、岩を見ながらおにぎりを食べてゆっくりしたいところですが、岩好きの息子がじっとしているはずもなく先に進みます。
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順路通り下っていくとまたしても左手に大きな岩が見えてきました。

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岩と岩の間にはお社があります。
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この辺りは空気が一変します。

お社前に立つと、割れ目からの風、というか気を全身に浴びるような感じになり、寒さも手伝ってあまり長くはいれません。

 

立て看板から千手窟というのだそうです。
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『笠置の龍穴ともよばれ、社には龍神を祀る。』

とあります。

 

千手窟には、こんなお話が残っています。

昔むかし、それは東大寺建立時のおはなしです。
人々は木津川を使って木材等の材料を上流の山々から流し運んでいました。
しかしある日、ここ笠置の辺りで資材がせき止められてしまい、何日も工事が滞ってしまいました。
それを知った東大寺の僧・実忠和尚は、なんとか木津川の水量を増し、資材を再び流そうと願って笠置山の千手窟にて雨乞いの儀式をおこないました。
するとその滝穴から竜王が現れ、木津川に恵みの雨を降らせたのです。そのおかげで水量が増し、その後はスムーズに資材を奈良の都まで運ぶことができ、無事に東大寺ができあがったそうです。
実忠和尚による笠置山での雨乞い儀式が、現在に残る二月堂のお水取りの起源であるとも言われています。

 

【出典元:(見どころ4)千手窟 | 笠置町

 

二月堂のお水取りといえば、奈良にある東大寺の有名な行事。

 

笠置寺は正月(一月)堂。

東大寺は二月堂。

 

東大寺に正月堂はなく、お水取り発祥の地は笠置寺の正月堂。

更に、東大寺の北東に位置する笠置寺東大寺の鬼門除けとしての役割があるそうです。

京都と奈良。

距離は離れていますが、繋がりがありそうです。

 

さて、先に進むとまたしても左手に大きな岩。
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岩面に、こちらはくっきりと仏様が彫られているのが見てとれます。
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虚空蔵磨崖仏というそうです。
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案内板からすると、弘法大師空海さんによって、一夜にして彫られた仏様のようです。

 

来た道を振り返ると、先程の千手窟と並んで巨大な岩の壁。
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面白い場所にやって来ました(^^)

巨石を見ると興奮するのは、息子だけではないようです。

 

つづきます。

【京都/相良郡】笠置山

先週の神峯山寺でお山熱が沸々と。

『どこかお山に行きたい!』と言う私と息子の声に、主人の口から出てきたのは全く予想外の『笠置山』。

笠置といえば、若かりし頃にBBQに行った記憶しかなく、はてさてどんなお山なのでしょうか。

 

笠置いこいの館で車を停めて、目指すは後方のお山。

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近くに笠置町の案内板があり、初めて知りましたが笠置町は石の国だそうです。
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石好きの息子。

お山に入る前からテンションMax!

ところが、登山口の入り口の坂道で急激にテンションDown(笑)
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ハイキングコース手前に登山者用にと竹の杖が備えてあり、これから続くであろう坂道に備えてありがたくお借りすることに。
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想像通り、普段は使わない足の付け根をガンガン酷使する坂道が続きます。
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そろそろ休憩をしたいという息子の声に、少し開けた場所で休憩することに。
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ふと顔を上げると庚申堂がありました。
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青面金剛石仏の足元に見えるのは三猿。

『見ざる・聞かざる・言わざる』かと思いきや、掲示板の内容からすると

 

『正しく見る、正しく聞く、正しく話す』

 

の大切さを表しているとのこと。

 

ふと、

「曇りなき眼で見定め、決める」

の言葉が浮かび、誰の言葉かと調べてみたらもののけ姫のアシタカの言葉でした。

 

世の中にあふれる情報、自分で得た知識などで、『見る、聞く、話す』にはどうしても先入観や主観が入りこんでしまい、正しく見る、聞く、話すはなかなか至難の業のような気がします。

 

休憩したものの、すでに疲れ果ててしまったような息子を先頭に先に進みます。
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こちらのハイキングコースですが、入ってから感じていた通り山道の木が立派です。
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運動不足の下半身はヒーヒーですが、気力は木のおかげ、山のおかげで充実。

 

アスファルトの道に出てきました。
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アスファルトの道を数十メートル程歩いて、東海自然歩道へ合流。

案内板からすると笠置山へはあと100メートル程。
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東海自然歩道に入ってすぐ左に大きな岩。
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そばに立派な木が控えています。

木と岩の共生。
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周りを見回すと大きな岩があり、これから入る笠置山へと俄然興味が湧いてきます。
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このまま直進すると笠置山にある笠置寺

右に逸れると剣豪 柳生十兵衛の里、柳生へと繋がっているようです。
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なぜ笠置に来たのかイマイチピンときていませんでしたが、次に繋がる場所が提示されました。

柳生へ行く必要がありそうです。

 

でも、今回の目的は笠置山

真っすぐ目の前の道を進みます。

 

つづきます。

【大阪/高槻市】神峯山寺で古神道を感じる

地元高槻にある神峯山寺。

運動がてら自転車でエッチラオッチラ。f:id:roy-7303-pkbs:20210105103248j:image

お正月飾りの立派な事。
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暑い夏であれば涼しげだと思う手水舎の水が、冬になると一変見ているだけで寒さが倍増(笑)
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それでも手を清め、口をそそぐと自然と背筋が伸びるような気になります。

 

神峯山寺へは地元ということもあり何度か訪れていますが、今まで全く気にもしなかったこちらの注連縄が掛けられた石。
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左手にも同様に注連縄がかけられた、先程よりは大きさが半分ほどの石。
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陰陽石ではないかと思われます。

 

神峯山寺は修験道のお寺。

開祖は修験道といえばの役行者

修験道山岳信仰は日本古来の古神道の流れを汲むもの。

日本古来の信仰といえば、自然崇拝、巨石信仰。

そのように考えていくと、自然の理、男女、陰陽を模った石としか考えられず。

 

今まで全く気付かなかったことが、今、当たり前のように気付けることがとても嬉しく、頻度は下がったとしても私のお参りが終わることはなさそうです。

 

そのまま参道を先に進むと、左手にこれまた今まで全く気付きもしなかった祠。
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祠の側にはこんなにも立派な木が。
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『なるほどー』と一人納得していると、側で見ていたご婦人が何事かと祠の周りをウロチョロ(笑)

 

参道をそのまま進むとほどなくして本堂。
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左手に見える授与所で例年福寅笹を頂くのですが、授与所での販売は三が日だけだったようです(^^;

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本堂左手にあるこちらの注連縄のかかった木。
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急激な石階段を上ると開山堂。
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ここでもまたしても新たな発見が。

 

ふと右手の荒れ果てた山を見やると。
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ズーム!

お社が見えます。
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これは行ってみねばなりません。

はやる気持ちとは裏腹に、急激な石階段を恐る恐る下りてゆきます。
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石階段を降りて左手にある釈迦堂を過ぎ、順路の立て看板通り進んでいくと
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またしても階段。
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下りた先には立入禁止の聖域、九頭龍瀧。
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右側面のへこみ部分に石仏が見えます。

不動明王像でしょうか。
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そして、上部に見えるは九頭龍神堂。

 

こちらは広域図。

右手に石仏が二体見てとれます。
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 「神峯山は『龍神』であり、境内にある九頭龍滝は龍神の口である」と言われ、龍神様により山が護られています。

 

kabusan.or.jp

 

神峯山寺は気持ちの良い空間で何度となく訪れていますが、九頭龍の瀧があったとは。。。

そして、「神峯山は『龍神』であり、境内にある九頭龍滝は龍神の口である」と言われ、龍神様により山が護られている、とは。。。

 

年末辺りから、無性に行者岩へ行かなければならないような気がしておりソワソワしていたのですが、昨日ふと1月11日に行こうとふと思い立ち、ここ最近111のぞろ目ばかりを目にするのはこのことだったのかもしれません。

 

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気付いた時がその時。

動く時。

 

さて、お目当ての福笹は寅だけが付いているものの販売があり当初の目的は達成。

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山門を出てそのまま自転車に乗ろうかと思いきや、正面にある山道に行ってみたいと言いながらずんずん進む息子を追いかけます。
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注連縄がかけられた木が突如現れました。
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周りには祠や岩のようなものはなく、木のみ。
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根が凄まじく、ここ最近お山に入っていないので一気にテンションが上がりましたがもう夕刻。

今日はお山に入るのは諦めて(←息子を追いかけていたのに、途中から私が楽しくなってきた感じです(笑))、自宅へと自転車を走らせます。
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今回のお参りは、色々と考えさせられるお参りでした。

 

『知ったつもり』

『分かったつもり』

 

は、やはり『つもり』なだけあって、節穴だらけ。

本当に見るべきところ、感じるところからは外れていたようです。

知識を詰め込んでみたところで、それはあくまで本質の補助的な要素しかなさず、見るべきところは本質。

 

昨年一年で訪れた場所を、またいつか再訪したくなりました。

 

本年もよろしくお願い致します☆

【大阪/茨木市】竜王山宝池寺で注連縄掛けのお手伝い

今回の目的は見山の郷の龍王みそ。

miyamanosato.com

 

ただ、近くに来たのならば、そして時間があるのならば寄らない手はありません。

茨木市の山間部にある竜王山宝池寺。

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沢山のお供え物があるかと思えば、ちょうど護摩焚きが終わった後だそうです。
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裏のお庭の展望台で軽くお昼を食べて帰るつもりでしたが、
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宝池寺の庵主の龍伽さんにお声がけを頂き、急遽注連縄作りに参加させて頂きました。
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久し振りにお会いしたにもかかわらず、名前を憶えて下さっていて嬉しかった。

 

さて、使用する藁は合鴨農法で無農薬で作られたもち米の藁。

とても貴重なものだそうで、藁の長さがお米より長く、注連縄作りに適しているそうです。

神様をお迎えする藁が、無農薬というのは自然で良いですね。

スーパーなどで売られているお正月の注連縄は中国産が多いと聞きました。

仕方のないことかもしれませんが、お米の国日本であるはずなのに何とも不思議です。

 

さて、注連縄作り。

編み方を教えて頂き、
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左は主人作、右は娘作で私も手伝いながら玄関と裏口の注連縄が出来上がりました(^^)
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我が家は私以外が物作りの(私から見れば)達人です。

私はエラそうに『ここはもっとこうしたほうがいい』『その色は変』と口だけ大臣です(笑)

 

ありがたいことに、八大龍王宮の注連縄の掛け替えもお手伝いさせて頂きました。
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作成されていた方は、その道20年というのも納得な手つきの男性。

数メートルにもなるこちらの注連縄を一人で繋げて繋げて、なかなかな作業量でしたがお一人で丁寧に編まれていました。

 

掛け替えは気付けば主人と二人で左右をかけており、こんな貴重な経験をさせて頂けたことがありがたく。

掛け替えが終わった後、何だか納得されていない風情の注連縄を作られた男性。

左右のバランスが気になるようで、修正のお手伝い。

その後、少しお話しが出来ました。

 

注連縄を奉納する前に八大龍王宮前で印を結ばれており、そのことが気になり聞いてみたところ、お寺の方かどうかまでは分かりませんでしたが、他のお寺にも注連縄を奉納されているとのこと。

 

『今日は、なんだか八大龍王さんに呼ばれたような気がしたから来てみた』

とのことで、

『もう少し早くに来ていれば、他の注連縄も掛け替えが出来たのに・・・。』

と少し残念そうでした。

 

それでも、呼ばれたということが感覚としてあるだけで、そしてそのことを行動に移されているだけで、八大龍王さんは喜ばれているのではないかと思いました。

 

他にも、

 

 ・日本にとってお米が大切な事

 ・その藁を使って、人の手で注連縄を結ぶという作業

 ・出来上がった注連縄を五穀豊穣の祈りとして、神様に奉納するという儀式

 ・後世に残す日本の技、伝統、想い

 

などなど、短時間ですが沢山の気付きを頂ける話しとなりました。

 

その後、少ししてなんだかお山が喜んでいるような気がして撮った写真。

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お山自体がホッコリしているというか、『よう来てくれた、みんなゆっくり遊んで帰りぃや。』と言われているような気がしました。

 

竜王山は、庵主の龍伽さんがお世話をされるようになってからとてもパワフルになられたような感じがします。

半年ぶり以上の再訪でしたが、前回よりお山全体がどっしりと安定感が増した気がします。

それは、やはり龍伽さんの人を呼ぶ力と、元々あった竜王山の力が相乗効果となって、

 

人が来る→お山が活気づく→人が更に来る→お山がますます活気づく

 

の良い循環になっているような気がします。

 

今年のコロナ禍で、近場で行ける場所はないかと主人が偶然見つけた竜王山。

行くたびに新たな気付きがあり、これからも長いお付き合いが出来ればと思います。

 

年内のお参りはこれにて終了。

来年はどんな年になるのでしょうか。

来る流れに抗わず、かといって成す術もなく流されるがままになるわけではなく、軸は真ん中に(^^)

 

ひたすら私のお参り備忘録なブログですが、訪れて下さる方に感謝です。

今年も一年、ありがとうございました☆

 

 

【大阪/東大阪市】石切神社 上之社と苺大福

歩くだけでも楽しかった石切商店街を通り過ぎると、目の前に近鉄電車の高架が見えてきました。

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とりあえず真っすぐ進んでみることに。

 

歩くこと数分。

ほどなくして、お社が見えてきました。
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きっと親子な牛の像。
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手水舎のお水はとても清らかです。
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牛さんがこっちを見てるよー(笑)

 

【御由緒】

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石切劔箭神社は 神武紀元二年 現在の生駒山山頂に程近い宮山に饒速日尊を奉斎した事をもって創祀と致します。

その後、崇神天皇の御代には可美真手命を奉斎するため下之社(現御本社)が創建され長らく饒速日尊を祀る宮山、可美真手命を祀る下之社(合わせて石切劔箭神社二坐)として祭祀が継承されました。

慶安三年(1650)宮山の御神座は光堂山(現在の上之社鎮座地)に御遷座が行われ、下之社に対し上之社と称されるようになります。

しかしながら時代は下って明治四十年 政府の神社合祀政策によって上之社は下之社に合祀される事となります。その後上之社跡地として石碑のみを有する形となりましたが、崇敬される参拝社は後を絶たず多くの方々の御懇志により昭和四十七年に再興され現在に至ります。

現上之社の御本殿は、元は下之社本殿として造営された室町時代の建築によるもので、昭和七年に現本社本殿造営を機に解体保存されていたものです。

 

和御魂と荒御魂】
神様のお働きには和御魂と荒御魂という二つの側面があります。

和御魂は優しく平和的な側面であり、荒御魂は荒々しい側面です。

荒御魂は勇猛果敢で義侠心に富むとされ、その荒々しさから新しい事象を生み出す活力の源とされています。

和御魂と荒御魂は同一神ですが別の神様に見えるほど強い個性をお持ちです。

伊勢の皇大神宮(内宮)における正宮は天照大神の和御魂をお祀りし、荒祭宮には荒御魂がお祀りされています。

同様に上之社では取り立てて石切劔箭大神様の荒御魂を畏れ畏み、奉斎しております。

 

さて、石階段を上がれば
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石切神社 上之社】

御祭神:饒速日尊の荒御魂、とその御子の可美真手命(うましまでのみこと)の荒御魂
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上之社は石切剣箭神社と御祭神は同じですが、両柱の荒魂をお祀りされているようです。

 

ちょっと気難しい感じの狛犬さん
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こちらの狛犬さんも同様な気が・・・(^^;
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拝殿の左横に【石切剣箭神社上之社址】の石碑
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石碑から左手に続く道がありました。
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石切りの御滝とあります。
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案内板によると滝行も出来るようです。
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滝の側にはもちろんのお不動さん。
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その滝の下には池。
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上部に先程の滝の案内板が小さく見えます。

 

先に進むと【婦道神社】

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御祭神:弟橘姫命(日本武尊の御妃)、御炊屋媛

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弟橘姫命といえば、海神の怒りを鎮める為に、海に入水して夫の日本武尊の危機を救ったとされる姫命。

一緒にお祭りされている御炊屋媛は饒速日命の御妃。

どちらも物部氏の祖。


奥にある何とも変わった形のドームのような建物が気になります。
近付いてみると、内部は見えず真っ暗。
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このドームのようなお社は登美霊(とみれい)社というのだそうです。
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平成30年の時点で修復の見通しが立たないと案内されており、それからすでに5年。

辺りを見回したところ工事がされているような形跡は見えず、修繕の目途はたっていないように思われます。

御祭神の三炊屋媛は先程の婦道神社で弟橘姫命と一緒にお祭りされています。

 

そのまま道なりに進んでいくと、またしてもお社が。

八大龍王の石碑があります。

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【八大龍王社】

御祭神:八大龍王
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手水舎周りの紅葉がとても綺麗。
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鈴緒はコロナ対策で使用できないようになっていました。

残念・・・。
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八大龍王社を後にし、そのまま下っていくと上之社の石階段の場所に戻って来ました。

ふと、石灯篭を見上げると下り藤の神紋。
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藤といえば藤原氏

藤原氏氏神をお祀りする春日大社の御神紋も下り藤。

 

行きとは別の石階を下ります。
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下の石切剣箭神社とはうって変わって、上之社の参拝客は我が家だけ。
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さてさて、沢山歩いた後はお楽しみの石切参道商店街に戻ってお買い物♪
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和菓子好きな娘のリクエストはいちご大福。
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白あんがとても上品で美味しかったです。
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子供達は商店街がよほど楽しかったのか、また石切さんに行きたいとのリクエスト。

次回はもう一店舗の和菓子屋さんで買うのだそう(笑)

息子は自分の大事なお小遣いから、こんなものを購入していました。

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まさかの石。

それも水晶。

 

商店街の中の石屋さんを目敏く見つけた息子。

誰もいない店内にもかかわらず一人意気揚々と入っていったかと思うと店内を隅々まで物色。

自分のお財布と相談して、なけなしの500円玉一枚をお支払いして500円の水晶を購入していました。

 

そんな息子を遠目に見ながら『変わってるわー。』の私の一言に、主人と娘が『お母さんにそっくり!』と同時に言われて『?』な私。

 

私はいたって普通だと思っているのですが、身内であってもそうではないらしいです(^^;

 

となると、他人から見た私はとても変人なのではないかと思うのですが、どうにもこうにもこれが私なのでどうしようもなく・・・。

 

他人から見た自分より、自分が自分として心地良く生きられるか。

もちろん、周りに迷惑をかけないのは大前提ですが。

 

自分に嘘偽りなく生きていきたい、と再認識したお参りとなりました。

 

 

 

【大阪/東大阪市】石切剣箭神社と長髄彦

『占いといえば、石切さん

『でんぼ(腫れ物)といえば、石切さん

 

な、石切剣箭(いしきりつるぎや)神社へお参りです。

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さて、着いてみてビックリ!

神社で、更にコロナ禍で、この人だかり!

何のことやらさっぱり分からず、後でわかったことですがこの人の多さはお百度参りをされている方々。

鳥居と本殿の間にお百度石があり、百度行き来すれば願いが叶うと言われているお百度参り。

石切神社はこのお百度参りが全国的に有名だそうです。

そんなことも、毎度のことながら帰ってからの知識です(^^;

 

さて、お百度参りに圧倒されつつも境内を散策。

鳥居をくぐって右手に所狭しと並ぶ摂社というには立派過ぎる摂社。

 

【五社明神社】

御祭神:恵比須大神、大国主大神住吉大神稲荷大神八幡大神
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【神武社】

御祭神:神武天皇
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【遥拝所】
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参道左手には【水神社】

御祭神:罔象女神(みずはのめのかみ)、天水分神(あめのみくまりのかみ)
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拝殿後ろの樹勢が気になります。
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参道の正面に【本殿】

御祭神:饒速日命、とその御子の可美真手命(うましまでのみこと)
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饒速日命長髄彦の妹、三炊屋媛(みかしきやひめ)との間に出来た御子が可美真手命。

長髄彦といえば、饒速日命を主君とし神武東征に抵抗した豪族の長。

Wikipediaにその長髄彦について面白い記載がありました。

 

神社の公式な見解には無いが、進藤治によると「石切さん長髄彦と深いかかわりがある。」「石切さんには長髄彦がお祀りしてある。」等の口伝があるという。

進藤は「石切」の音を i-si-kir・i と分解しアイヌ語で解釈することで、「長髄彦」と訳出可能であることを指摘する。

同じ結論を大山元も指摘しており、「石切」 i-si-kiri はアイヌ語で「その・長い・彼の足」の意味になるという。

【出典元:石切剣箭神社 - Wikipedia

 

石切はアイヌ語で『その・長い・彼の足』と訳され、長髄彦を指しているとのこと。

実際にお祀りされている神様を確認することは出来ませんが、

 

 ・主君の饒速日命

 ・長髄彦から見れば甥にあたる可美真手命

 ・上之社にお祀りされている妹の三炊屋媛

 

と一緒に長髄彦がお祀りされているとしても何の違和感もありません。

 

Wikipediaの文中に出てくる新藤治氏が、石切神社長髄彦について考察されている講演内容が興味深く、下記に貼付しておきます。

石切剣箭神社と長髄彦新藤治氏の講演(

 

 

こちらは本殿左手のご神木。

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もう『あっぱれ!』としか言いようがなく、メチャクチャ明るい木のように感じました。
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初めてお参りに来た石切神社ですが、想像していたよりも建物やお社が多く、本殿の裏手にもまだ摂社がありました。

 

【穂積神霊社】

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鳥居手前の一画
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小さい亀の置物がビッチリで、ミニチュア好きとしてはたまらない光景❤


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【一願成霊尊】 
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こちらの木に惹き付けられてやって来ましたが、本殿前の喧騒とはうって変わっての静謐な雰囲気。

本殿前のご神木もたいそう立派でしたが、こちらの木も負けず劣らずの元気なお姿。 

いいですねー(^^)

惚れ惚れとしてしまいます❤

 

こちらも帰ってから知ったことですが、こちらの一願成霊尊は一生に一度だけの願いを叶えて頂けるらしく、であれば人だかりになりそうなものの、お参りされている方はお二組のみ。

 

一生に一度だけの願い事。

この一年、気付けば毎週のようにお参りの流れとなりましたが、特にお願い事をすることはなく、

 

『こうなりたい!』

『こうありたい!』

 

は自分で行動を起こすしかないものだと、より実感するようになりました。

何の努力もなく、例えば『お金持ちになりたい』というのは私には何だか違う気がして、自分が出来るだけの努力をした後に、『あとはもう、どうにかお願いします。』の気持ちでの神頼みであれば、受験の神様、北野天満宮へのお参りしたことを思い出しました。

あと、今ふと思い出しましたが、出産準備で腹帯を頂いた神社で『無事に生まれてきますように。』もお願いしていました。

エラそうな事を言いながら、他にもお願い事をしていたりするのかもしれません(笑)

 

ただ『一生に一度だけ願いを叶えてやろう』と神様に言われれば、今の私なら何と答えるのでしょう。

 

社務所御朱印をいただきました。

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通常版(300円)ではなく、御神馬特製御朱印(500円)で、コロナの影響もあり、どちらも書き置きのみでした。

 

石切神社の境内に神馬像があり気になっていたのですが、そもそも石切神社には厩舎があり、本物の馬が飼育されているそうです。

ただ、現在厩舎が工事、撤去されているようで、その期間中のみ御神馬特製御朱印が用意されているそうです。

こんな知識も、相変わらず帰ってからのネット情報(笑)

 

さて、石切さんといえばの商店街。

石切参道商店街振興組合

 

友達から聞くたびに、そして枚岡神社への道中で通り過ぎることからとても気になっていました(^^)

場所は石切神社の上之社へ行く道中と重なり、これまた一度で二度美味しい♪

さて、ひとまず上之社へ。

 

つづきます。

 

【大阪/東大阪市】枚岡神社 本宮、とお笑い神事

今年初めて訪れた東大阪市にある

河内国一之宮の枚岡神社

shironpton.hatenablog.com

 

前回は、時間がなく奥宮への参拝までは叶いませんでしたが、今回は奥宮へ目的を絞ってお参りです。

 

石階段を上がった先に見えるは拝殿。

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鳥居右手の手水舎は以前同様澄んだ水が流れ出ており、紅葉も綺麗でした。
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さて、奥宮へは拝殿左手の案内板に沿って進みます。 

山道に入って早々に息子が『ハートや!』とはしゃいだ池がありました。

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近付いてみると、ハートとは全くそぐわないネーミングの【姥ヶ池】とありました。
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池の側には祠があり、
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後から来られたおじ様が、私達のお参りが済むとおもむろに扉を開けられました。
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思わず声をかけてしまったのですが、いつも散歩をする際にこちらの祠で手を合わせて扉を開けてお賽銭を入れていかれるのだそう。

 

お賽銭以外にも、お正月準備の鏡餅にお酒にと地元の方にとても大切にされているような感じを受けました。
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姥ヶ池のネーミングからは、どうにもおどろおどろしいものを感じるのですが、祠が大事にされているさまといい、ハートの池といい、どうにもネーミングと一致しないような感じが・・・。

 

姥ヶ池のいわれを調べてみました。

『諸国里人談』によれば、雨の夜、河内の枚岡(現・大阪府東大阪市に、大きさ約一尺(約30センチメートル)の火の玉として現れたとされる。かつてある老女が平岡神社から灯油を盗み、その祟りで怪火となったのだという。

河内に住むある者が夜道を歩いていたところ、どこからともなく飛んできた姥ヶ火が顔に当たったので、よく見たところ、鶏のような鳥の形をしていた。やがて姥ヶ火が飛び去ると、その姿は鳥の形から元の火の玉に戻っていたという。

このことから妖怪漫画家・水木しげるは、この姥ヶ火の正体は鳥だった可能性を示唆している

 

枚岡で神社から油を盗んだ老女は、その罪を恥じて、池に身を投げたという伝説もあり、大阪府東大阪市出雲井町枚岡神社には、この伝説にちなむ池「姥ヶ池(うばがいけ)」がある。これは、老女の悲嘆を後世に残すべく、大阪のボランティア団体が中心となり、土砂に埋まって失われた池を整備して、復元させたものである

 

【出典元:姥ヶ火 - Wikipedia

 

枚岡神社から灯油を盗んでいた老女が身をなげた場所が姥ヶ池。

その老女が祟りから怪火(火の玉)となり出現。

その姿は鶏のような鳥の形。

 

この内容が正しいとするならば、間違いなくホラーですね(^^;

そして妖怪といえばの水木しげる氏のお名前が出てきました!

 

今と昔では場の空気も違うのかもしれませんが、姥ヶ池からはそんなホラーな感じは受けず、息子も『ハートや!』と喜んでいるので火の玉の話しはしないことにしておきます(笑)

 

さて、道なりに舗装された道路を進んでいきます。

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こちらのお山の木は、なかなか面白く目を見張るような木があちらこちらにありました。
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枚岡神社の後ろのお山は金剛生駒山系。
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こちらの案内板を境に、舗装道路とはさようなら。

歩数の合わない階段(左右の足が交代で階段にのらず、右でスタートすればずっと右で階段を上がる歩きにくい階段です。山道の階段で良く遭遇するのですが、いつも歩きにくくて悲しくなります。)が延々と続きます。
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息子のやる気ゼロに拍車をかけるように、案内板の神津嶽コースの表示は5/10とあり、まだ半分(^^;
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良い木を発見。
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ここに来て、階段が随分と歩きやすくなり補給食をムシャムシャ食べた息子も半袖一枚でやる気満々!(笑)

 

展望台に到着しました。
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向こうにうっすら見えるお山は今年の年明け以降ずいぶんと登らせてもらった六甲山。

左手に見えるひと際高いビルがあべのハルカス

 

さてここまできたら本宮まではもう少し。
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山道の真ん中にベンチのような形の岩。

 

ここから空気が一変します。
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子供と歩いて片道40分くらいで本宮へ到着です。
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勝手に古ぼけたお社を想像していただけに、ちょっと面食らってしまいました。

 

石碑には、【枚岡神社創祀之地】と刻まれています。
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奉献された旨の石碑がお社前にありましたが、鳥居は米国ロサンゼルス慈光寺とあり、枚岡神社奥宮とロサンゼルスの繋がりが全く想像できません(^^;
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ちょうどお掃除に来られていた社務所の方の思しき方にお尋ねして見たのですが、分からないとのことでした。。。
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お社側の木がとても立派でした。
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さて帰りは別のルートで帰ってみることに。

行きに声をかけて下さったおじさんが『この先の紅葉は一見の価値ありやで!』と教えてくれたのですが、地図を見て見ると神津嶽コースとは別ルート。。。

帰りのルートでその『一見の価値ありやで!』の紅葉を見れることを願って。
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なんだかそれっぽい気配が❤

 

先に進むと右手に色鮮やかなお寺。

【法照寺】
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立ち寄る時間は無いので先に進みますが、山道から見える法照寺の敷地内が気になりました。

不動明王の側に流れ出る水。
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枚岡神社然り、神津嶽コース沿いの川も然り、同じ生駒山系で水源は一つだと思うのですが、水がとても清らかです。

気が違います。

 

そして、この一帯がおじさんが言っていたと思われる『一見の価値ありやで!』の紅葉地帯。
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一見の価値アリ!でした(^^)

 

それにしてもこちらのお山では沢山の方に声をかけて頂き、コロナなんてなんのその。

マスク無しの方が大半でしたが、離れていてもよう喋る(笑)

 

感染対策はこのような情勢になってしまった以上当然として、ただ、どの場所に対してもその対策が当てはまるのかといえば、私個人の考えとしてはそうではなく、しんどそうな顔をして、マスクをして、自転車で坂道を登っている人なんぞを見かけたら、『取っていいと思うよー』と心の中で叫んでいます。

 

例年であれば、子供達の通っている小学校で学級閉鎖がすでに何度かある状況ですが今年は皆無。ゼロです。

 

必要以上に恐れることなく、心身共に清く、正しく、そして美しくあれば良いのではないかと思います(^^)

 

枚岡神社の拝殿まで戻って来ました。
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こちらも紅葉が綺麗です。

 

今、ブログを書いていて初めて知ったのですが、この右手にある御朱印を頂ける場所が『鶏鳴殿』というそうで、鶏といえば姥ヶ池の鳥の形をした火の玉。

境内から本宮への道は、この鶏鳴殿の側を通って姥ヶ池に出るルートになります。

やはりハートの池の伝説は本当だったのでしょうか。

息子は悲しみますが(^^;

 

さて、こちらは枚岡神社の参道の両脇にあるとても大きな石灯篭。
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どちらもめっちゃ笑ってはる(笑)

 

枚岡神社といえばお笑い神事。

正式名称は注連縄掛神事。

神事の内容は、宮司さんの『あっはっはー』の先導の元、三度笑い、その後20分間思う存分笑うという、なんとも楽し気な神事(^^)

 

今年は例年とは異なり、オンライン生配信の神事になるようです。

気付けば、12月23日。

明日ですね!

 

もう一つ。

こちらは拝殿前にあったチラシ。

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令和3年から神津嶽へ宮司さんと登拝が実施されるようです。

個人的に大祓詞奏上が気になります☆

 

なんだか最後は、枚岡神社の宣伝のようになってしまいましたが(笑)

 

清らかな水と後ろのお山、そして温かな人々。

良き神社でした(^^)