シロンプトンでパンとお参りと

ブロンプトン(白)でふらりとお参り、そしてパン。

【大阪/河内長野市】烏帽子形八幡神社

知らない道をシロンプトンでウロチョロするのが楽しく、橋の上から高野街道近くの古めかしい街並みを撮影。

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細い道をくねくねと進み、ふと右横に伸びる道に目をやると道の奥先に鳥居を発見!
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目的地の烏帽子形八幡神社の鳥居でした。
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参道沿いに恵比須神社があり、まずはご挨拶。
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感覚の狭い石段が並んでおり、久々の参拝というのもあってなんだか感慨ひとしお。
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石段を上がってすぐの場所は割拝殿となっており、突如として現れる鈴緒。
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後ろを振り返るとご覧の通り、スッキリとした参道が気持ちの良い境内です。
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手水舎の水はセンサー式。
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御本殿には素盞鳴命、足仲彦命、神功皇后応神天皇がお祀りされており、足中彦命は仲哀天皇であり神功皇后の夫、そして神功皇后との御子息が応神天皇となります。

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本殿から振り返った先には割拝殿。
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こちらは手水舎と同様、近付くと水は出ませんが灯りがつく仕組み。

楠公武威松』
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読んで字のごとく、楠公さんに関わりのある木だということが分かりました。

境内には楠公さんが湊川の戦いに出陣した際に、武運を祈願して植えたとされる樹齢約600年の松があったのだそう。

ただ残念なことに昭和9年(1934年)の室戸台風で倒れてしまったそうで、その松の幹が飾られていました。

灯りで照らされているのもあるのかもしれませんが、幹だけになってしまった姿であっても生きているような、なんとも生命力のある感じがしました。

 

さてこちらは朱塗りの鳥居と言えばのお稲荷さん。

【烏帽子形八幡神社
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境内は烏帽子山裾に沿うように横長にお社が配置されています。

まさにお山を拝む形の烏帽子形八幡神社
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烏帽子形山の山頂には城跡があり、楠公さんが後醍醐天皇の呼び掛けに応じ、鎌倉幕府への抵抗の拠点とするために築城した楠木七城(くすのきしちじょう)の一つになります。

現在の大阪府南河内郡千早赤阪村・富田林市・河内長野市にかけて城跡があり、今までご縁のなかった土地ばかりですが、また機会を見つけて。
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この日は月曜日。

生憎と社務所は開いていませんでした。
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方角からすると向かいのお山は千早赤阪村方面になるかと思われます。
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楠公さんが築城された千早城や、幼少期に学ばれた観心寺など在りし日の楠公さんの思い出が詰まった千早赤阪村河内長野市の土地。

全く縁も所縁もない大阪南部の土地に一人出かける日が来ようとは、本当に人生何があるかなんて本人すらも分かりません。


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『徳は孤ならず、必ず隣有り』(論語里仁篇より)

徳のある人は決して孤立することはない。

いつの日か、またはどこかで、必ず理解し共鳴する人が現れてくるものである、

ということであって、信念をもって正しいと思ったことを断じて行わんとする孔子の力強い章句である。

 

まさに楠公さんに向けられたかのような孔子先生のお言葉。

 

私はと言えば、これといった信念もなく輪番制で回ってきた自治会会長職。

私が願うのはただ一つ。

全体が少しでもより良い方に向かうよう、間をとって和を成すこと。

 

これがなかなか難しく、あちらの顔を立てればこちらの顔が立たず、あっちへふらりこっちへふらりの対応で、とうとう毅然と振舞うようにと言われてしまう有り様(^^;

 

ただ、全に我は必要なく、我がある故に全が正しく機能しないとは私の考えで

全体がより良い方向に向かう為には、我は不要。

頼りない会長ですが、今より少しでも良くならないか、少しでも楽しめないかと試行錯誤しております。

 

楠公さんは最後の最後まで後醍醐天皇に忠誠を尽くされました。

輪番会長職の私にはそんな崇高な理念も信念もありませんが、全体の和の為に我は不要

ということだけは、肚で分かった次第です。

 

さて、気付けばお昼を過ぎてしまい、お腹も空いてきました。

ひとまず河内長野駅に向かって、つづきます!

 

 

【大阪/河内長野市】2023楠木正成伝説 in河内長野市役所

河内長野市役所で開催されている10月18日~10月31日までの企画展。

楠木正成伝説!

10月30日にギリギリ行くことが出来ました。

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相棒はシロンプトン。

ひっさびさの輪行

そして、ひっさびさの参拝。

河内長野市のシンボルツリーはくすのきだそうでこんなところにも楠公さんを感じます。

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駅からは2km程であっという間に市役所に到着。
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なんだかちょっとおしゃれなホテルのような外観。

市役所周りには沢山のお花で彩られており、ちょうど着いた時間がお昼前で、ボランティアの方々がお花のお世話を終えて帰られるところでした。

 

さて、私はいそいそと市役所の中へ。

入ってすぐ左手のフロアに目的の企画展を見つけました。

楠公さん!
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だがしかーし、これはちょっとどころか全く私の想像していたものとは違い、まず目に入ってきたパネル4面。
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そして反対側に回ってパネル5面。
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以上。

 

・・・これはないわ、メチャクチャ楽しみにしていたのにこれはないわ。

 

パネルだけって、片道2時間かけてきて(←これは勝手に自分が行っているので関係ないのですが言いたい(笑))これはないわ。

 

さすがにビックリして受付の方に聞いたのですが、受付の方はいつもは違う部署でお仕事されているとのこと。

今回は臨時対応で詳しくは分からないが、企画展は目の前にあるこれだけだと言われ、あまりにも悲しくてせめてもと思い写真撮影の許可を尋ねると、親切にも担当部署に確認して下さり、問題ないとのことで撮影させて頂きました。

 


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このパネルの中で、Googleマップで見つけた11番の烏帽子形八幡神社にこの後参拝に行こうと考えており、パネルにも出ていたことから楠公さん縁の神社であることが判明。
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今回の楠木正成伝説の企画展ですが、10月1日までは河内長野市ふるさと歴史学習館で開催されており、展示内容はパネル以外にも個人所有の書物や絵図面、資料などがあり、てっきりそちらもそっくりそのまま市役所で展示されるのかと思っていたのですが、まさかのパネル展示だけという、何度も言いますが、あまりと言っちゃああまりな企画展。

 

今回、こちらの企画展を知る事になったきっかけはこちらの方のブログ。

news.yahoo.co.jp

 

9月にこの方のブログを拝見しており、鼻息荒く10月1日までに行く気満々だったのですが、9月は地域一番のメインイベントの秋祭りがあり、準備と片付けで平日も週末もそして祝日も追われており、全く余裕が無かったですね、はい。


最後に、見つけたら必ず署名したいと思っていた『楠公さんを大河ドラマに』へ署名。

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滞在時間、粘りに粘って30分弱(笑)

それでも時刻は12時前。

消化不良な気分を抱えたまま、楠公さんと縁のある烏帽子形八幡神社へ向かいます。

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パネルと一緒に撮影してもらえば良かった。

 

つづきます。

【大阪/阿倍野区】後醍醐天皇の御命日に 建武中興十五社 阿倍野神社

9月下旬と言ってもまだまだ夏日のような暑さの日。

母と二人、路面電車に揺られやって来たのは大阪市阿倍野区の閑静な住宅街の中にある阿倍野神社。

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御祭神であられる村上源氏の流れを汲む北畠顕家公。
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右にある立札の歌によると、顕家公は文武両道な美少年で花将軍と謳われたとあります。

 

さて、毎度のことながら行き先は決まっていても下調べ無し。

今回は一体どんな参拝になるのでしょうか。

 

阿倍野神社を知ったのは、昨年吉野へと参拝した際、大好きな楠公さんが終生忠誠を誓われた後醍醐天皇が御祭神としてお祀りされている吉野神宮でのこと。

 

shironpton.hatenablog.com

 

吉野神宮の境内にあった「建武中興十五社」の掲示板。

建武中興十五社」とは全国にある建武の中興に尽力された天皇、皇子、そして多くの忠臣義士をお祀りしている神社を指し、近畿圏内では四社の記載があり、今回はその四社目にあたる参拝になります。

 

・「建武中興十五社」の掲示板があった後醍醐天皇が御祭神の吉野神宮

楠公さんが御祭神の湊川神社

楠公さんの御嫡男の小楠公さんが御祭神の四条畷神社

・今回の阿倍野神社

 

shironpton.hatenablog.com

shironpton.hatenablog.com

shironpton.hatenablog.com

 

示し合わせたかのように、参拝した日は後醍醐天皇の御命日とされている9月27日ということが以前の自分のブログ(吉野神宮参拝)で判明し、なんでしょうかこのピッタリ感。

偶然という名の必然。

 

そんなありがたい日だったとは知りもせず、当日は母と二人一年振りの参拝であっちへふらりこっちへふらり。(単純に道に迷っていただけとも言いますが(笑))

 

さて、境内。

張り切って写真を撮る母を撮る私。
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御本殿への参拝の前にまずは祓所へ。
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とっても清々しい境内で、母と二人どこを歩いていても『え~神社やわ~❤』のオンパレード。
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神は人の敬によって威を増し

人は神の徳によって運を添う

 

後ろを振り返ると、見えるのは一直線に延びる参道。
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この抜けるような感じ、気が通る感じというのでしょうか、清々しいという言葉がピッタリ。

住宅街の中、更には特段大きな鎮守の杜があるわけでもないのですが、とても気持ちの良い境内です。

 

こちらは授与所のそばにあった御神木のような木。
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このお社の右手に園舎があり、子供のはしゃぐ声がひっきりなしに聞こえてきて、これは幸せの音ですね。

国の宝です。

 

御本殿の左手に面白い案内板を見つけました。

【奥宮参道 御魂振之道】
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御本殿の周りをぐるりと回れるようになっていました。
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曲がった先にはお社。
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『一願一遂』の宮とされているようで、お社の正面には祝詞掲示されており毎月9日には月次祭が執り行われているようです。

 

私には小さい頃からずっと思い続けている漠然とした思い、願いがあるのですが、ただその為にどの方向に進めばよいのか未だに思いが定まらず、そんなもやっとした状態ですがせっかくですので祝詞だけを唱和させて頂きました。

 

参拝前の母との会話で私の弟の話しになり、『これでもかと言うほど石橋を叩いて、下手したら渡らないあなた(私のことです)と、全く考えずに行動する弟。』と言われ、思考するだけでは形にはならないですし、かといって何も考えずに思いつくまま行動するのは危険ですし、ちょうど半々だったら良かったのにとは思いますが、これが人生においての勉強なんでしょうね。

 

自分にないものは真似をするしかなく、『無いから出来ない』ではなく、『無いのであればどうやれば少しでも出来るようになるのか』への思考の変換ですね。

・・・苦行です(^^;

 

【勲之宮】
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二羽の鶴が向かい合った『向い鶴紋』が気になり参拝。

御祭神は根城南部氏(八戸氏)の当主であった南部師行公とその一族郎党百八名の御霊とありました。

初めて聞くお名前に、帰ってから調べてみると後醍醐天皇に繋がりました。

 

阿倍野神社の御祭神である北畠顕家公は陸奥守であり、南部師行公の主君にあたります。

北畠顕家公は後醍醐天皇の側近中の側近であった北畠親房のご長子。

北畠親子は二代にわたり、南朝後醍醐天皇とその皇子であられる義良親王(のちの後村上天皇)に忠誠を尽くされ、南部師直は主君である北畠頼家公に従ったことから、南朝側として大阪堺市の石津で頼家公と共に足利軍の大群と戦い、その地で死を遂げられ、ここ阿倍野神社の勲之宮にお祀りされているとのことでした。

 

後醍醐天皇の御命日にまた新たな南朝の歴史を知ることとなり、予期せぬ出会いはこうして自然にやってくるのだと実感します。

 

こちらの旗上稲荷社は、まさに『一旗揚げる』の語源のままの稲荷社で、授与品の狐には旗がついており、これがなんとも可愛く、ついつい連れて帰ってしまいたくなってしまいましたが我が家には既に安倍晴明神社と信太森葛葉稲荷神社でいただいた親子の狐が二体あり、ここはググっと我慢。


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やっぱりかわいいこの二体❤

 

旗上稲荷社の周りには、伏見稲荷の千本鳥居とまではいきませんが、朱色の鳥居でぐるりと囲まれており、そりゃあくぐりますよね。

で、母はそんな私に付き合わされて散々歩く羽目になり、慣れない靴で歩き過ぎて靴擦れになってしまいました。
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トボトボ歩く母。

ゴメンナサイ。


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こちらの門は初めにくぐった門とは真反対にある西門。
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鳥居の左右に狛犬さんではなく、神馬二体。

とても神々しくて、境内のこの何とも言えない清々しさを象徴するかのような神馬でした。

こちらはその神馬の鳥居の近くにあった手水舎。
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正面の南門から参拝するのが正式なのかもしれませんが、こちらの西門から参拝されると、とても力強いものを頂けそうな感じがしました。

 

阿倍野神社の御神紋は村上源氏の家紋である笹竜胆。 

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9月27日は大切な人の命日でもあり、そして後醍醐天皇の御命日。

奇しくも、両名を弔うような形の参拝となり、ありがたいことこの上なく、久し振りの参拝となりましたが、自身のルーツ、想いを再認識する参拝となりました。

 

ただ、石橋は叩き過ぎたら壊れてしまいますしね(笑)

勇気を出して、気持ちを定めて行動し、初志貫徹しなければなりません。

(そういえば、この日三社お参りしたどこかの境内で、母が偶然目にした文字が『初志貫徹』で、いきなり『初志貫徹』と言われてビックリしたことを今思い出しました。)

 

あっという間に明日で9月が終わりもう10月。

相変わらず自治会活動はやることてんこ盛りですが、こんな生活が当たり前になり、集会所が第二の我が家のような感覚になってきました(笑)

 

何事もやってみなければ分かりません。

頭で考えて、人の話を聞いただけで判断し、大変そうだと思っていた自治会活動。

確かに大変ですが、大変の中にある大事なものを見つけてしまいました。

 

自分の出来ること、得意な事で、人の役に立つこと。

 

気付かせていただける環境へと繋いで下さったことに感謝です。

 

目に見えぬ かみの心に 通ふこそ

ひとの心の まことなりけれ

明治天皇御製

【奈良/吉野郡十津川村】念願叶っての玉置神社、そして明治天皇

8月は私が生まれた月。

主人が私の誕生日のお祝いにと、なんと有休をとって玉置神社へ連れて行ってくれました。

ありがたし!

 

夏休みということもあって、受験生の娘はさておき息子と三人、片道4時間超のドライブ。

遠いとは分かってはいたものの、やはり遠かった(笑)

 

そして、着いた途端のどしゃ降り。

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平日にもかかわらず、駐車場には結構な車の数で、更にはみなさん頻繁にお参りされているのか、合羽に傘にそして長靴にとバッチリ雨対策をされてお出ででした。
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そんな中、明らかにおかしいノーマル格好の主人。
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山間を水が大量に流れ落ちてきます。
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既に持ってきたタオルは用をなさないほどにぐっしょり濡れて重くなっており、そんな私を横目に家を出る直前に合羽を持っていくと言ってリュックに忍ばせていた息子。

私と主人とは違って難を逃れました(笑)
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家を出る時にはあんなに晴天で、雨雲一つない空だったのに・・・。

目にした事を盲信し過ぎた私と違って息子の直感は正しかったようです。

 

さて、雨にも負けずずんずんと歩いた先に見えてきたのは巨木!
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先に進むと大杉の看板があり、先程の巨木とは位置関係から見て違うようですがせっかくなので立ち寄ることに。
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人との対比でいかに大きな杉の木であるのかがお分かりいただけるかと思います。
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二股のこちらが大杉なのかと思いきやそうではなく、
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もう少し下に降りた場所にある囲いをされたこちらが大杉。
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霧が出ておりとっても神秘的な写真ではあるのですが、いかんせん雨脚がどんどん強くなってきてしまい、タオルはもう絞れるくらいのずっしり感(笑)
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真夏日とは思えないくらいに『寒い寒い』と言いながら、手水舎までやって参りました。
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こうして見返してみると、なんとも清々しい気持ちでいっぱいになるのですが、当日は寒過ぎて感慨にふけっている間もなく、足早に拝殿の軒下へ避難。
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鳥居前の由緒書き。
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その横に気になるものが。

『深山の火採火地』とあります。
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この地は第 39 回国民体育大会(わかくさ国体)深山の火採火地です。この火と太陽熱の火,水力発電所の電気による火などが合わさってわかくさ国体の炬火台に灯されたとのこと。

【出典元:http://www4.kcn.ne.jp/~yoshi-ta/na30282.pdf

 

『火採火地』という言葉を初めて聞きましたが、調べてみると国体によって火採火地は異なるようで、ちょっとしたこういう豆知識も参拝の醍醐味であります。

 

そして、出典元の記事を見ていてびっくりしたことは、標高1,076mの玉置山山頂に近いここ玉置神社は、太古の昔は海の底だったというではありませんか。

海の底で噴出したマグマが固まってできた溶岩があるとのこと。

ちょうどこちらの案内図の中央にある『枕状溶岩』がそれにあたるようです。
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道中、雲の中を車で走っている感覚になるくらいに眼下に見える建物がどんどん小さくなっていきましたが、標高1,000メートルのこの地が海底であったとは半ば信じられず、気が遠くなるような遥か昔から今日まで大きな変化を遂げてきた地球に、人類がこうして脈々と子孫を繋いできたことにただただ感謝しかありません。

 

さて、そんなことはこうして調べてみたから分かったことで、当日はさらに雨脚が強くなる境内を足早に移動しております(笑)

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右手の狛犬さんの後ろに通行止めの看板があり、重要文化財である社務所他の改修が行われているようで、令和2年から始まった工事は10年頃まで続くようです。
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本社の左手から見た境内。
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案内板によると、先程拝観してきたのが根回り19.5mの大杉になるようです。

それでは本社後方の神代杉へとご挨拶。
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さて、右手のこの方。

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頭を下げて手を合わせてそっと木に手を振れておりますが、この方いつからこんなに木が好きになったのでしょうか(笑)

私はどうにも木は恐れ多くて触ることが躊躇われ、いつも拝観だけ。f:id:roy-7303-pkbs:20230824081320j:image

色々な考え方の方がいらっしゃいますので触るのが良い悪いではありませんが、触ってはいけないと書かれているものには触らない、触って良いとあるものには触らさせていただく、何の標記もないものについては個々の判断で良いのではないかと思います。

ただし、木の周りに囲いがあったり、明らかに木の幹が弱っているものについては標記がなくとも触らないなど、常識の範囲での行動は当然ですが。
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まだまだ参拝したかったのですが、雨脚が弱まる気配もなく今回はここまで。

 

帰り際、参道を歩きだすと後ろから太鼓の音がドーンドーンと。

きっと御祈祷が始まったのだろうと家族で話しながらも、私には帰りの合図のように聞こえました。

 

最後に、参道途中にある山の神様にご挨拶。
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この日を境に朝夕の気温が下がり過ごしやすい日々の到来。

後になって分かったことですが、令和5年8月23日は二十四節気処暑

厳しい暑さが峠を越して落ち着く頃になるようです。

 

彼岸花は誰に教えてもらうでもなくお彼岸の時期に咲き、季節は地球のリズムをとるかのように春夏秋冬を繰り返します。

 

当たり前のように季節が廻り、そのことに疑問を持つことすら忘れがちですが、この不変の法則に何かの意思を感じずにはおれず、今回の参拝でさらに強く感じました。

 

さてこちらは玉置神社の社務所御朱印と一緒に頂いた『神拝詞』

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自宅に同様のものがあるのですが、玉置神社の神拝詞は通常のものとは異なることを以前実際に持っている方に見せて頂き、今回頂いて参りました。

 

通常、大祓祝詞の裏面は下記7つの祝詞が掲載されています。

 

大祓詞:中臣の祓詞と呼ばれ、罪や穢れを祓い清める詞


祓詞:お祓いの際に唱える詞


略祓詞:お祓いの際に唱える略式の詞


神社拝詞:神社を参拝する際に唱える詞


神棚拝詞:神棚を拝礼する際に唱える詞


祖霊拝詞:御霊舎(みたまや・仏教の仏壇に相当)に祀られた御先祖様を拝礼する際に唱える詞


略拝詞:神社や神棚を拝礼する際にに唱える略式の詞

 

ところが、玉置神社の神拝詞の裏面はご覧の通り祓詞以外は全く異なります。

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ここにきて明治天皇の御製。

そして、崇神生活の要領、更には食前食後の感謝と続き、日常生活が神様(自然)と共にあることを感謝をもって世の為人の為に尽くすようにと書かれています。

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十首ある明治天皇の御製から一首。

 

めにみえぬ 神の心にかよふこそ 人のこころの まことなりけれ

 

かれこれ20年ほど前、結婚して東京へと引っ越しした友達に会いに行った際、友達と会うまで時間があったのかどういった経緯かは覚えていませんが、一人明治神宮へ参拝へ。

境内に入った瞬間感じたのは、都会とは思えないほどの清々しい空気。

橿原神宮と同じ感じがしました。

 

あれから、ここ数年こうして参拝する機会が増え、気付くと明治天皇縁の地に繋がることが多く、なんだかとても不思議な気持ちになります。

 

理由が知りたい、答えが知りたいわけではなく、ただただその存在を感じる場所にいれることがありがたく、これは大好きな楠公さんにも感じること。

楠公さんと明治天皇、そして後醍醐天皇も繋がっていますしね。

 

色々と繋がります。

そして理由はよく分かりませんが、私にとって必要な事だということは分かり、まさにそんな分かっていた自分を取り戻している感覚。

 

本当は頭でこねくり回して考えなくとも、誰しも色々と分かっているのでしょうね。

今回は、そんな私のいらないもの・思考・癖を祓って頂けたような清々しい参拝となりました。

 

さて、来年の誕生日にはどこに参拝に連れて行ってもらおうか(笑)

【大阪/天王寺区】堀越神社 鎮宅玄台七夕祭

昨年は突然の雷雨で参列を見送った堀越神社の七夕祭。

shironpton.hatenablog.com

 

今年はというと、家から出る少し前に雨が降り出し、さてどうなるのやらと思っていましたが、家を出る直前に雨も上がり、スッキリした空の下、電車に揺られてやって参りました。

 

堀越神社

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19時の開始より20分程前に到着しましたが、それでも境内にはすでに椅子に座られた方が大半で残席わずか。

堀越神社さんから郵送されてきた七夕祭の案内で先に今年の神符をお願いしており、受付で初穂料一万円をお支払い。

その場で冷えたペットボトルのお茶を頂き、夜と言ってもまだまだ暑い8月下旬の野外で、冷たいお茶がとても美味しく感じました。

 

参列のみの方も受け付けられており、五千円の初穂料になるようです。

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日中の境内とは違った提灯の灯が神秘的な境内。
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神社の方に了承を頂いて、神事前の境内の雰囲気を撮影させて頂きました。
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この日は雨上がりということもあって湿度満々。

連日の35度越えの気温で熱気冷めやらず、決して心地良いとは言えない気候ですがそれでも沢山の方がおみえでした。

 

こちらは当日の式次第。

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大祓詞の用紙と一緒に参列されている方々に配布されたものです。

当初は一番後ろの席に座っていたのですが、神社の方がお声がけ下さり(着物を着て行っていたからでしょうか)、最前列の席に案内して下さいました。

ありがたし!

 

堀越神社大阪府道30号線に隣接しており、片側3もしくは4車線はある幹線道路沿いとあって、まぁなかなかな騒音です。

そんな喧騒の中で執り行われる御神事は、通常の話し声では声が聞こえる状況でもなく、マイクを通して行われました。

 

御神事前には気になっていた騒音も、宮司さんの声に集中するお陰でしょうか特段周りの騒音が気になることもなく(いや、でもバリバリ音のなるマフラー音にはさすがに気になりましたが(笑))、雅楽の生演奏と境内のほの暗い雰囲気が何とも言えない風情で、今回御神事に参加させていただくことが出来て、心の底からありがたいと感じました。

 

御神事の中で、宮司さんに続いて唱和する文言の中に、毎日唱えているお経と同じ『福寿海無量』という文言がありました。

 

仏語。

しあわせをもたらす功徳の量が海のように広大であるということ。観音の福徳を賛美していった語。

【出典元:福聚海無量・福寿海無量(ふくじゅかいむりょう)とは? 意味や使い方 - コトバンク

 

よく意味も分からないまま唱えていましたが、5文字の中にこれほどありがたい意味があったとは。

意味が分かると面白いもので、日々唱えるお経も変わってきそうです。

 

こちらは一時間ほどの御神事の終盤で頂いた撤饌。

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手ぬぐいに包んで持って帰ってきたのでシワシワ(笑)

 

こちらは当日いただいた鎮宅七夕祭神符に挟まれていた用紙。
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宮地神仙道が気になり少し調べてみましたが、関連書物が高額揃い。

私の手が出る範疇ではなく、そんな世界があるということで(笑)

 

神事後の太上神仙鎮宅霊符神のお社の後方。
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御神木の側に立ち寄ることは憚られた為、後方から写真を撮らさせていただきました。

 

天王寺駅に降り立った時、前を歩いていたカップルがなかなか奇抜な恰好をしており、ふと彼女が『めっちゃ月綺麗で』と横にいた男性に声をかけていたのがとても印象的でした。

堀越神社をあとに駅へ向かって歩きながらふと空を見やると、それはそれは綺麗な三日月がネオン街の光の中、一層美しく輝いていました。
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人間は進化と共に、便利なものを沢山手に入れました。

 

太陽と月に負けない灯を、枯れることの無い綺麗な水の出る水道を、火を起さずともスイッチ一つで出るガス火を。

 

でも、どれをとっても自然の力の前には無力で、天災が起これば水が電気がガスが止まり、便利から一転不便な生活に突入です。

 

便利が日常であるが故に、不便はたいそうしんどく辛いもので、無くなって初めて当たり前にあるものがいかに大切かということに気付かされます。

 

都会のネオンの中に煌々と輝く月の光。

 

その月の光を綺麗だと言える奇抜な恰好をした彼女の心は私にはとても美しいように感じ、目に見える情報だけで判断しているのは誰よりも私であると痛烈に感じました。

 

何を見て、どう感じるのか。

表装的な事ではなく、本質的な事が大切だと改めて認識させられた参拝となりました。

 

さて、今月は珍しく2日続けての参拝。

翌日は片道4時間越えの道のりです。

 

数年越しの想いが形となりました。

ありがたし!

 

【兵庫/相生市】天下台山 空海さんと湧水そして荒神さん

祖父のお墓参りの後、以前から気になっていた場所へ。

 

【天空のパワースポット 天下台山 水戸大神】

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天下台山は四神相応の地とあります。
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北に玄武、西に白虎、東に青竜、南に朱雀。

 

さてさてどんなお山なのでしょうか。
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きっとこの左手のくぼみには水が流れていたのだと思うのですが、今年の猛暑で干からびているのか、はたまた以前より干からびてしまったのかは分かりませんが、全く水の気配を感じません。
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駐車場から5分くらいで目的地に着くはずが、既に5分以上が過ぎており、『お腹が空いた!』『まだ着かへんの?』とぶーぶー文句を言う息子をよそに、『もう少し、もう少し』と主人がだましだまし言いながら先へと進みます。
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この辺りからちょっと様子が変わってきます。

 

そしてどんどん急な登り道になり、この時点でこれはどう考えてもまだまだ先な予感しかせず(笑)
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気付けばこんなに高い所まで登ってきてしまい、そもそも山に入る予定もなかった為にみんな軽装。

水分も申し訳程度しか持って来ておらず、さすがにこれはまずい感じが。。。
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時間はちょうどお昼時。

アッつい日差しにひたすら続く上り坂、更には息子のお腹ももう限界。

見えてきたのは『行者洞』の立派な看板。

ですが目的地ではなく(笑)
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修験道が窟籠りをする為に江戸時代より前に掘られた場所のようで、天下台山で最も神聖な場所とあります。
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空海さんがいらっしゃるということは、このお山から神聖なお水が出た証。
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こちらのお堂の奥には石像がお祀りされており、手前にある案内には『瞑ることで気力が得られる』旨の記載があり、せっかくですので手前まで入らせて頂きましたが、暗い・狭いでちょっと怖く、早々にお暇させて頂きました。

 

実際、こちらの行者洞には昭和30年代まで行者さんが常住されていたようで、70年ほどたった今もこうして廃れることなく受け継がれていることに、想いを、意思を繋ぐことが改めて重要だと思い知らされました。(鬼滅の刃で『繋ぐ』をよく感じます。)

 

先を進むと道の左手に水神様がお祀りされており、やはりこのお山の水脈は空海さんが開かれたのではないのかと。
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そして、写真はありませんがこちらのお社の反対側には水が湧き出ており、この水がもう、本当に冷たくて気持ち良かった!

 

この時と同じような事が2年前の徳島県でもあり、大麻比古神社に参拝後、奥宮の看板に誘われるように歩きだした先にはお山。

そんなに歩くこともないだろうと、お山に足を踏み入れるも気付けばめちゃくちゃハードな山登りとなってしまい、そんな中で家族全員の飲み水が無くなってしまうという絶望的なタイミングで湧水を発見!

 

その時のお水は、まさに恵みの水。

それはそれは本当に美味しくて、感謝の気持ちであふれかえったことがありました。

 

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今回も息子の500㎖の水筒は早々に空になり、私達夫婦はと言うとお昼ご飯のサンドイッチのお供に持って来ていたほんのわずかなコーヒーが入った水筒のみ・・・。

 

連日35度越えの酷暑が続く真昼間の山中で、これは非常にまずい状況。

そんなタイミングでの湧水ですから、本当にありがたいことこの上なかったです。

 

『お昼ご飯を景色の良い場所で』がまさかこんなことになろうとは。。。
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それにしてもずいぶん登って来たにも関わらず、目的地の展望台どころかひたすら続く登り道。

展望台だというからには平坦な場所にあるとは思ってはいませんでしたが、よもやこんなに歩くことになろうとは思ってもおらず、やっと着いた展望台からは穏やかな瀬戸内海が見えました!


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疲れが吹っ飛ぶ爽快感!

 

反対側には巨石がゴロゴロした山が見え、次回はあちらの山に登ってみたいと心新たにやっと念願のお昼ご飯。
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1時間弱歩いて汗だくでしたが、ありがたいことに風のお蔭で気分爽快。

お腹も満たされ、さて行きに気になった獅子岩を目指して分岐地点まで戻ります。
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東屋と標記のあるのが先程までお昼ご飯を食べていた展望台。

 

足を踏み入れるのが躊躇われる獅子岩への道。

頭上は蜘蛛の巣だらけで足元はご覧の通り道が見えないほどに草が生い茂り、更には棘のあるつるもウジャウジャで、息子が早々にギブアップ。

だって、短パンですからね(^^;

 

それでも主人お得意の『あと少し!』戦法で主人が先頭を突き進んでおりましたが、道中の案内板で三人の心がくじけました。
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案内ありますけど、道見えませんやんか(笑)

 

私も足首が出ている普段着にTシャツ一枚。

もちろん、ノー日焼け対策で山には全く適さない格好。

獅子岩がどんなものなのか見てみたかったですが、今回の格好ではこれが限界。

次回はもう少しましな恰好で、獅子岩と山頂を目指すことにして下山することにしました。
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それにしてもこんなに足が出ているにもかかわらず、あの草木が生い茂る中をよう歩いたもんだ(笑)

 

さてこのまま下山かと思いきや、水戸大神の奥宮への分岐点があり行ってみることに。
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これがまたしても意外と道のりがあり、更に坂がきつく、久々のお山に私の下半身はもう全く機能せず、ノロノロ歩行。
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それでもこんな場所に出てきたら、疲れも吹っ飛ぶというものです。
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岩が割れてますね。

その側には『弁才天』のお社があり、となると水の気配があっても良さそうなものなのですが。。。
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水は見当たらないものの左手にある湾曲した木が気になり、更には右側にも気になる木がありました。
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石に囲まれるように二股の木。
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朱塗りのお社の少し上がったところにはこのような看板がありました。
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龍脈の源流、そして水戸大神とくれば水の気配がないわけがなく、このお山自体が水脈、水源。

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こちらの建物は中に入ることが出来るようでしたが、何となく立ち入ることが憚られ、引き戸を開けてお賽銭を入れてお参りだけさせて頂きました。
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引き戸を開けると真正面に屋根に覆いかぶさっているかのような巨石の下部が見え、こちらの巨石が御神体になるのではないかと思われます。

 

ふと思い出したのは磐船神社

shironpton.hatenablog.com

 

大麻比古神社と同じ年に参拝していたようです。

ブログを見返してみると、2年前は1年の半分は参拝していたようで、今あの時と同じように参拝が出来るかというとそれは、家族の環境的にも、私の体力的にもなかなか厳しく、やはり必要な時に、必要な流れは起こり、あとはその流れに対して乗るか乗らないかの自分の意思決定だけなのだと思います。f:id:roy-7303-pkbs:20230815161805j:image

下山途中にある休憩場所で、どうしても登ってみたいという息子にお付き合い。
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2年前の磐船神社の参拝時には胎内巡りでびーびー泣いていた人が、本当によく成長しました。

 

こちらが当初目的にしていたGoogleマップが駐車場から徒歩5分で案内していた場所。

 

荒神不動明王
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山の恵み、清らかな水に感謝。
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祖父の家は、この滝が流れる先にあることが今回の参拝で初めて分かりました。

私が小さい頃、祖父の家に帰るといとこ達とよく遊んだ神社があり、その神社の名前が荒神さんで荒神社。

 

あれから何十年も経って、源に戻ってきたような感じがします。

今回、お墓参りにと相生市へ向かいましたが、当初は直前までお墓参りの予定はありませんでした。

それが、自分のルーツを大切にするようにとの言葉で、お彼岸のお墓参りを急遽変更し祖父のお墓参りへ。

ありがたいことに、行きも帰りも全くと言っていいほど渋滞にはまることもなく快適な道中。

 

無理をせずに流れに乗るということは、きっとこういうことなのだろうと思います。

 

理屈抜きで、感じた流れに乗ること。

答えはその後。

分かった答えを目指して行動するのではなく、答えはあと。

 

分かった答えを目指して行動する方が楽なんですけどね(笑)

どうもそうではなさそうです。

 

予想外のお墓参りに、予想外の山登りとなってしまいましたが、その結果は予想外の自分のルーツを辿るお参りとなりました。

 

空海さん

巨石

荒神さん

不動明王

弁才天

役行者

聖徳太子

(少し走った先に聖徳太子ゆかりの太子町があり、私の生まれ育った土地の近くにあることが分かりました。)

 

こうして見てみると、私の気になる存在が天下台山にはありました。

 

そして何十年も経って気付きを得て、元の場所に降り立った感じがします。

このことに気付かないまま今世を終えるのも一つの生き方ですが、今回こうして気付けたことは私にとって大きな実りとなったような気がします。

 

おじいちゃん、いつもありがとう。

見えない方々への最大限の敬意をもって。

 

 

【大阪/高槻市】野見神社

お守りを探していたところ、地元高槻市に求めていたお守りがあることが分かり野見神社へ。

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御祭神は疫病退散の神様、素戔嗚尊と日本で初めて相撲を行ったとされている神様、野見宿禰
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この日は連日の35度越えの暑さでしたがそれでも風があり、その風に吹かれて境内に鳴り響く風鈴の音が心地良く、更には境内の木陰で久々の参拝はとても清々しくありました。
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ぶわっと吹いた風でなびく狛犬さんの前掛け。
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なんかちょっとカッコイイ(笑)

 

風がないバージョン。
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お顔の雰囲気が違うのもありますが、のほほん風情。

 

さてこちらは、本殿左手にある四社神社。
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側にある木が立派。

四社神社には稲荷神社他、磐神社、祖霊社、福神社がお祀りされていました。

 

お目当てのお守りもいただけましたし(野見神社はPayPay対応で、神社で見たのは初めて。せっかくなので使ってきました。ポイントつきますしね。)ほんの少しの参拝でしたが、心身共にスッキリした感じがしました。

 

こちらは野見神社の参拝前に久々にお水を汲み入った水無瀬神宮で。

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夢なき者に 理想なし、

理想なき者に 計画なし、

計画なき者に 実行なし、

実行なき者に 成功なし、

故に、夢なき者に 成功なし。

 

刺さりますね。

そして、異国の地で大活躍されている大谷翔平君が浮かびました。

自分の夢を叶える為に、どうしたら良いのか。

 

『実行なき者に成功なし。』のフレーズのみ知ってはいましたが、

まさかこのような全文があり、吉田松陰の言葉だったとは。

 

諦めず、最後の最後まで思考し、行動し、努力を続ける。

人間に生まれたからこそ出来ること。

当たり前と思わず、行動できることに感謝です。